前回に引き続き、オークションでアンティークコインを購入する際に注意すべきことを見ていきましょう。今回は、入札する前にコインの「適正価格」がどのくらいか判断する方法を紹介します。

落札できても「高値」で買ってしまっては意味がない

オークションに参加する前に、入札するコインの適正価格はどのくらいか、判断しておかなければいけません。

 

そこをあいまいにしたまま参加してしまうと、競合相手とどこまで戦ってよいのか、判断がつきません。落札できたのはよいけれど、高値で買ったということにならないようにしなければならないのです。

「直近の価格」と「残存枚数」から適正価格を見抜く

適正価格を判断するには、鑑定会社による基準価格に加え、過去の値動きのチャートで価格推移を見て、直近の取引価格を確認します。加えて、残存枚数をチェックし、未来の価格を予測していきます。

 

コイン商から買うときには、値段が固定されているのでじっくり見て、買うかどうかを判断できますが、オークションでは刻々と価格が変化してしまうので、事前に適正価格を判断しておくことが重要なのです。

 

このようにオークションには多少のコツが必要になりますが、うまくすればコイン商よりも安く購入できるので、私はオークションをお勧めしています。

 

本連載は、2016年2月12日刊行の書籍『超富裕層だけが知る資産防衛の裏ワザ アンティークコイン投資』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

超富裕層だけが知る 資産防衛の裏ワザ アンティークコイン投資

超富裕層だけが知る 資産防衛の裏ワザ アンティークコイン投資

石山 幸二

幻冬舎メディアコンサルティング

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