「風力発電」の種類と、設置する際に必要な手続きとは?

前回は、風力発電機の大きさや、基本構造を説明しました。今回は、風力発電の種類と、設置する際に必要な手続きについて見ていきましょう。

個人投資家にも手頃な価格の小型風力発電システム

前回に引き続き、風力発電のしくみについて見ていきましょう。今回は、風力発電の種類と、設置する際に必要な手続きを説明します。

 

風力発電の種類は、「陸上(出力20kW未満)」「陸上(出力20kW以上)」「洋上」の3つです。

 

固定買取価格がそれぞれ異なり、20kW未満の小型風力発電システムは1kWhあたり55円、20kW以上は22円、洋上風力は36円です。

 

20kW以上の陸上と洋上の風力発電を手がけようとすると相当な投資額になるので、小型風力発電システムは売電で有利なだけでなく、個人投資家にとって手頃な風力発電でもあります。

 

NEDOの「風力発電導入ガイドブック」では、風車を出力によって「マイクロ風車」(1kW未満)、「小型風車」(1~50kW未満)、「中型風車」(50~1000kW未満)、「大型風車」(1000kW以上)に分類しています。

 

国際電気標準会議(IEC)および日本工業規格(JIS)の定義では、ロータ受風面積が200㎡以下(プロペラ型の水平軸風車の場合ロータ直径が16m以下)のものが小型風力発電となっています。

風力発電で作った電気は全て売ったほうがお得

設置に伴って必要となる手続きは、出力によって違ってきます。電気事業法では低圧連系で出力20kW未満の「一般用電気工作物」に該当するのが小型風力発電です。この場合、工事計画、使用前安全管理審査、使用開始届、主任技術者の設置、保安規程はいずれも不要です。

 

太陽光は10kW未満では余剰売電となり、自分で使った電気の余りを販売できます。風力発電の場合は基本的には全量買取制度が前提ですが、全量を売らなければいけないという制限はなく、発電した電力を自分で使ってもかまいません。

 

ただ売電価格が55円なので、全量を売電して、自分で使う電力は電力会社から購入する方がはるかに得です。もちろん非常用電源や僻地などの独立電源として使う場合は、自家消費になります。

 

[図表1]日本における風力発電システムの規格、呼称、電気事業法による規制範囲

[図表2]風力発電の出力規模別要件

本連載は、2016年4月28日刊行の書籍『安全・確実・高利回り!100万円から始める風力発電投資』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。投資はご自分の判断で行ってください。本書を利用したことによるいかなる損害についても、著者および幻冬舎グループはその責を負いません。

株式会社ライズデザインファクトリー 代表取締役

1971年、岩手県生まれ。不動産会社に入社し、分譲マンションの企画・販売に携わった後、2014年、株式会社ライズデザインファクトリーを設立。投資用太陽光発電事業で急成長を遂げ、日本初の分譲型小型風力発電投資商品を開発する。

著者紹介

連載100万円から始める「風力発電投資」

安全・確実・高利回り!  100万円から始める風力発電投資

安全・確実・高利回り! 100万円から始める風力発電投資

渡利 直樹

幻冬舎メディアコンサルティング

「風が吹けば“個人投資家”が儲かる」とは、たとえ話ではなく実際に起きていることです。昨今、従来よりはるかに低いリスクで高いリターンを得られる投資先として「再生可能エネルギー」が期待されています。太陽光発電、風力…

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