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連載国際金融都市「香港」で一番使いやすい銀行の見極め方【第3回】

安定した運用利益が期待できる香港の「債券ファンド」

債券標準偏差

安定した運用利益が期待できる香港の「債券ファンド」

本格的な海外口座活用の場として、やはり真っ先に名前が挙がるのが「香港」。本連載では、4月5日に刊行される『グローバル資産防衛のための「香港銀行口座」活用ガイド』の中から先行して一部を抜粋し、香港で一番「使いやすい」銀行の見極め方をご紹介します。今回は、香港の「債券ファンド」の特徴を見ていきましょう。

日本の債券ファンドと比較してみると・・・

日本と香港の債券ファンドの運用益ランキングを比較してみます(下図表参照)。香港では、10年という期間で見ると7~9%台の運用益を出しているファンドが上位に入っています。注目すべきなのは、10年で高い運用益を出しているファンドであっても、過去5年、3年の運用益を見ると3%台と利回りが低いことです。香港の債券ファンドは、時間の経過にしたがって次第に高い運用益を出す傾向があることが分かります。

 

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一方の日本の債券ファンドは、10年間で5~7%の運用益を出しているものの、いずれも5年間のパフォーマンスが9~13%台と非常に高くなっています。「高ければそれでいいのでは……」と思うかもしれませんが、前述したように運用益が高すぎるということは、変動リスクが大きいことを意味します。長期運用という面で考えると、実はあまりおすすめできないファンドといえるのです。

「標準偏差」で見る香港と日本の安定運用の差

モーニングスター(※1)の統計の中にもありますが、ファンドを選択する基準の一つに「標準偏差(Standard Deviation)」があります。ファンドの変動幅の大きさを指数化したものですが、一般的に10%以内でなければ安定した資産運用は望めないと考えられています。

 

たとえば、香港のランキング第1位の「Templeton Global Total Return Fund Class I Acc USD」の標準偏差は6.18%です。6%台の標準偏差なら、非常に安定した運用商品といえます。

 

一方、日本のランキング第1位の「フィディリティ・ハイ・イールド・ボンドAコース(フィディリティ投信)」の標準偏差は、14.07%(10年)です。これは、債券ファンドであるにもかかわらず、株式投資並みに高い変動幅です。簡単にいえば、15%近くリターンが出ることもあるが、15%程度損することもある、と考えてください。

 

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資産防衛で大切なことは、安定した運用益が確保できる資産で長期運用することです。安定した運用益を確保するためには、変動幅の大きな株式への直接投資や株式ファンドでの運用よりも、リスクの少ない債券、あるいは債券ファンドをメインにした運用が求められます。香港のランキング上位にランクインされている債券ファンドは理想的な商品といえるでしょう。

 

※1モーニングスター

投資信託の格付け評価を中心として、金融・経済情報の提供を手がける企業

本連載は、2016年4月5日刊行の書籍『グローバル資産防衛のための「香港銀行口座」活用ガイド』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。
本連載の記載の内容は情報の提供および学習を目的としたものであり、本連載を用いた運用は、必ずご自身の責任と判断によって行ってください。また、本連載の内容に関して運用した結果については、著者および株式会社幻冬舎メディアコンサルティング、合同会社幻冬舎ゴールドオンラインはいかなる責任も負いかねます。また、本書に記載されている情報は2016年4月現在のものであり、今後変更されることがあります。

岩崎 博充

経済ジャーナリスト

雑誌編集者等を経て1982年に独立し、経済、金融などのジャンルに特化したフリーのライター集団「ライトルーム」を設立。雑誌、新聞、単行本などで執筆活動を行う他、テレビ、ラジオ等のコメンテーターとしても活動している。

著者紹介

連載国際金融都市「香港」で一番使いやすい銀行の見極め方

グローバル資産防衛のための 「香港銀行口座」活用ガイド

グローバル資産防衛のための 「香港銀行口座」活用ガイド

岩崎 博充

幻冬舎メディアコンサルティング

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