コインランドリー+「クリーニング店」で固定客が増える理由

前回は、ドラックストア、コンビニエンスストアと併設してコインラインドリーの集客を上げる方法について説明しました。今回は、クリーニング店と併設することで固定客を獲得する方法について見ていきます。

10年で約30%減少したクリーニング店

前回に引き続き、集客が期待できる立地パターンを見ていきましょう。

 

●クリーニング店と併設

クリーニング店と併設すでにクリーニング店を営んでいるオーナーが、そのスキルや設備を活用するケースです。昨今クリーニング店の数は、減少し続けています。2004年には約4万店でしたが、10年後の2013年には約2万8000店になりました。およそ30%も減ってしまったのです。

 

その理由はさまざまですが、代表的なものとしては、衣類のカジュアル化と洗剤・洗濯機の高性能化でしょう。近頃の会社はノーネクタイが当たり前。それどころかスーツでなくてもOKなところが増えてきました。同時に、プライベートで出かける際にかしこまった服装をする人が減っています。さらに洗濯用洗剤や洗濯機が高性能になっているので、今までクリーニング店へ出していた衣類の多くを自宅で洗うようになっています。そのためクリーニング店のニーズが減り、閉店に追い込まれているのです。

衣類の気軽な相談役になることで顧客の満足度を上げる

しかし、クリーニング店の減少に反比例するように、コインランドリーはここ10年で約30%も増えています。そこで今までクリーニング店を営んでいたオーナーは、コインランドリー店を併設することで利便性をアップさせ、競合店との差別化を図るケースが見られるようになりました。

 

【 図表 コインランドリー店舗数とクリーニング店舗数の推移比較】

具体的には、クリーニング店に来たユーザーに対し、「この程度の汚れならコインランドリーで落とせます」といったように誘導するのです。売上げとしては減ってしまう提案ですが、そこでユーザーとのコミュニケーションが生まれ、クリーニング店としての固定客獲得に役立ちます。ユーザーとしても、大切な衣類を洗う際の気軽な相談相手ができたことになりますし、コインランドリーを利用する際もいつでも機械の使い方などを聞けるので助かるというわけです。

 

無人でも採算が取れるコインランドリーでもスタッフを常駐させると、ほとんどが売上げアップにつながります。クリーニング店との併設は、わざわざスタッフを雇わなくてもいいので、効率のいい出店パターンといえます。

本連載は、2015年12月20日刊行の書籍『驚異のハイリターンを生むコインランドリー経営』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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連載確実な利益を得るための「コインランドリー経営」の進め方

エレクトロラックス・プロフェッショナル 日本・韓国地域統括

エレクトロラックス・プロフェッショナル 日本・韓国地域統括。三重県出身。1985年に京都大学大学院工学研究科物理工学科を卒業後、1993年にロンドン・ビジネス・スクールで MBA を取得。Panasonic、Harlequin、三洋電機、DimplexJapan での勤務を経て、2012年からエレクトロラックス・ジャパンにて現職。コインランドリーのリーディングカンパニーにおけるアジア戦略の要として活躍。

著者紹介

驚異のハイリターンを生むコインランドリー経営

驚異のハイリターンを生むコインランドリー経営

浅井 伸宏

幻冬舎メディアコンサルティング

近年、資産を賢く運用し、不労所得を得たいと考える人が増えています。なかでも株や投資信託などの金融商品よりリスクが低い、長期にわたって安定した収入が得られるといった魅力から人気となっているのが賃貸アパートやマンシ…

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