オークランド「郊外」の最新不動産事情と賢い投資法とは?

原油安によって、市民を取り巻く環境にも変化が起きているニュージーランド。今回は、オークランド「郊外」にスポットを当て、アパートメントの開発状況や投資のポイントなどを見ていきます。

原油安の影響で最低時給額が50セント上昇したNZ

このところ、原油安の影響が世界中に波及しているようですが、ここニュージーランドでもガソリン代が下がりました。車を生活の足としている市民には、とてもうれしい知らせです。

 

 

 

一方、4月1日より最低時給額が現在より50セント上がり、1時間=15.25 NZドルへと変更になりました。賃金の上昇は市民にとって嬉しい話ですが、経営者には悩みの種です。競争が激しいなか、商品コストは変わらないにもかかわらず、賃金上昇で値上げせざるをえない状況も出てきています。

 

若いアルバイト学生が働いているファーストフード店では、徐々にパンのサイズが小さくなってきているように思います。

 

ハンバーガーセットの価格は大体12NZドルで、フードコートの丼やラーメンも、12NZドル~15NZドル、日本円に直すと約900~1200円が相場です。ただし、これは平均的なメニュー価格で、もう少しグレードアップすると、2~5NZドル高くなります。

 

 

また人員カットなのか、オーダーシステムもパネル注文になりました。最初はどうやって使えばいいのかわからずに苦労しましたが、慣れてしまえば、自由に考えて注文できるシステムはとても便利で、今の時代に合っているとも思います。

郊外で続く「中層アパートメント」の建設ラッシュ

現在、オークランドの街では留学生と移民が増加傾向にありますが、肝心の住宅が不足しており、大きな問題となっています。土地を購入し、長屋風建築やタウンハウス建築を建てようとしたところ、アパートメント開発を市役所側に催促されることもありました。

 

そんななか、郊外では中層階のアパートメント建設ラッシュが続いています。市内中心では高層アパートメントが数多く建設されていますが、郊外は高さ規制があるため、5~6階建ての中層階アパートメントが多く建設されています。

 

オークランド市内からハーバーブリッジを渡って、北へ約20~30分の距離にあるアルバニーという街では、大学のキャンパスがある関係で、ワンルームマンションタイプが建設されているほか、ファミリー用の2、3室ベッドルームがある部屋も造られています。

 

 

価格は、2LDKで55万~70万NZドル程度が主流になります。バルコニーが付いており、駐車場はオプション売りで1台8万NZドルより販売されています。第一ステージは既に完売しましたが、来月より第二ステージが販売開始予定です。

 

建設費、人件費の高騰は開発会社にとって頭が痛いものですが、良いこともあります。例えば、プラン売りで販売した価格が、仮に2LDKタイプ50万NZドルだとします。完成まであと半年という時期に物件価値が上昇した場合、価格を変更して55万NZドルで販売しても、マーケットは問題なくついてくるのです。

 

このように、開発会社も売れ残っている物件に関しては販売価格を上げて販売できるので、売れ残っている物件戸数が多いほど、利益が挽回できるというシナリオになります。

 

とはいえ、開発側は早期販売を目指します。そうでないと建造が進められないからです。というのも、開発会社は販売戸数のうち70~80%の販売ができて、初めて銀行から融資を得ることが可能になるからです。

 

それゆえ、販売戸数の影響で完成時期も変化するという、消費者にとっては非常に計画が立てにくい現状があります。そのため、実際に住みたい人や賃貸運営での投資を進めたい人は、ある程度完成予定が決まっているものから物件を選択をします。

 

一方、資金力があり投資を考えている人は、プラン売りの物件を購入契約し、建造途中で再売りしたり、完成後してから5万~10万NZドルをプラスした金額で再売りするという方法を取ることが多くあります。

 

我々はプラン売りで販売した際の価格を知っているだけに、完成間際、または完成後に販売している人達の価格を見ると本当に驚きますが、マーケットもしっかり付いてきているというのですから驚きも倍増です。このシナリオを理解いただけたら、プラン売りで販売中のアパートメント開発への投資は、ねらい目だということが分かるでしょう。

 

北方面以外の建築状況ですが、現在、市内から西方面のアボンデール、ニューリンと、東方面のフラットブッシュ南方面のマヌカウ地域で開発が進んでいます。

 

 

一戸建てでの生活が主流だったニュージランド人の生活環境も、時代の流れに沿って変わってきています。特にアジア人移民の多いオークランドでは、アパートメント(マンション)生活を余儀なくされているのです。

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Goo Property NZ Ltd. 代表取締役社長

1982年、大阪女学院短期大学英語科卒業。カリフォルニア大学デイビス校留学。帰国後、旅行会社のツアーコンダクターに従事。1987年、ニュージーランドツアーの添乗を機に、移住希望を持つ。

1995年1月の阪神・淡路大震災を経験し、1996年に移住を実現。 自己の居住用物件さえあれば、落ち着いて生活ができると感じ、ワンルームマンション購入を実行。その経験を生かし、不動産業界に参入。当時インターネット環境が整いつつある中、日本語ウェブサイトを開設し、留学・観光・不動産投資についてのコンサルティングを始める。

現在、ニュージーランドの大手不動産売買仲介会社であるHarcourts New Lynn(ハーコウツ・ニューリン)支店にてセールスコンサルタントとして活動しながら、日本人のための投資コンサルタント会社Goo Property NZの代表としても活躍中。

著者紹介

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