低位株投資は、スピードとタイミングが求められます。今回は、株価が上昇するタイミングを見極める「三つのシグナル」について見ていきます。

上昇する「兆候」が現れたら迷わずエントリーを

「低位株」投資は、スピードとタイミングが命です。監視銘柄の中に上昇する「兆候」が現れたら、即座に初動の段階でエントリーすることが求められます。

 

兆候が現れたことに気付くのが遅れたり、エントリーをためらったりしている間に、株価が大きく上昇した場合は仕切り直しです。残念ですが買いは見送り、次に仕掛ける銘柄を探すことになります。乗り遅れた際は、潔くこれからエントリーできる銘柄はいくらでも出てくる、と心に余裕を持つようにしてください。

 

一般的な短期売買では、テクニカル分析による売買シグナルが毎日のように現れるため、狙う銘柄も次々と変わっていきます。つまり、銘柄を特定することなく、その時々のテクニカル分析によって、一定のパターンに合致した銘柄を仕掛けるという手法です。

 

しかし、筆者が初心者用に開発した「低位株」投資は、次のパターンに合致した銘柄が出現したときだけ仕掛ける手法になります。次の三つのシグナルがすべて揃うことを条件としています。

 

【シグナル1】もみ合い相場(横ばい)が長く継続している
【シグナル2】直近の安値を割らない状況を確認できる
【シグナル3】その後出来高が急増し、長いローソク足(陽線)が現れる

 

監視銘柄の中にこの三つのシグナルがすべて揃ったパターンが現れたら、投機筋が介入し、相場を仕掛けてきた可能性が高いことを意味します。したがって、初動の段階で迷わずエントリーしてください。ポジション(投資家がそのとき保有している株や、投資行動スタンスのこと)を取ることができれば、あとは投機筋が個人投資家を巻き込み、株価が急騰するのを待つだけです。

資金を失いたくなければチャンスが来るまで待ち続ける

ご紹介しているパターンは、ローソク足と出来高というシンプルなテクニカル指標しか使っていません。そのため、誰でも簡単に初動の段階が判断できるようになっています。筆者も以前は独自のテクニカル指標を考案したり、複数のテクニカル指標を合成したりすることも試しましたが、結局はシンプルなものがもっとも再現性がある、という結論に至りました。新たな上昇相場が形成される局面では、必ずこの三つのシグナルがチャート上に現れます。したがって、ひたすらこのパターンが現れるまで辛抱強く待つことが求められます。

 

大勝ちできる本当のチャンスは頻繁には訪れません。資金を失いたくなければ、チャンスが来るまで待つこと。この現象が明確になるまで、仕掛けは行うべきではありません。
 

本連載は、2015年12月10日刊行の書籍『初心者でもがっぽり儲かる大化け「低位株」投資法』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

初心者でもがっぽり儲かる大化け「低位株」投資法

初心者でもがっぽり儲かる大化け「低位株」投資法

紫垣 英昭

幻冬舎メディアコンサルティング

アベノミクス効果や日銀の金融緩和により、賑わいをみせている日本の株式市場。昨年からはじまったNISAに続き、ジュニアNISAの創設や教育資金一括贈与に係る贈与税の非課税措置の延長など、若年層にむけての資産形成支援も充実…

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