前回に引き続き、実際Airbnbサイトの構成と、その使い方を見ていきます。

物件写真、ホスト情報から良い部屋を見極める

今回は、部屋の紹介や部屋の使い方のルールなどを確認します。

 

⑥物件の内装や外観、部屋から見える眺望などが写真で紹介されています。これらの写真を手掛かりに、ゲストは物件を内覧したり、立地を確認したりします。

 

物件によって、またホストによって、写真の枚数は異なります。新着物件で写真が間に合わずに1枚しかない場合もあれば、アピールのために何十枚もアップしている場合もあります。

 

ただ、枚数が多ければ良い物件というわけではなく、要領を得た内容・枚数の写真が紹介されていることが大事です。慣れたホスト、レビューの良いホストになるほど、適切な内容・枚数の写真を載せているものです。

 

 

⑦ほかのゲストによるレビューはすべてリストアップされていて、一つひとつを読むことができます。ホストからの返答も表示されます。また、このホストがほかにも物件を持っている場合、そちらで書かれたレビューも読むことができるようになっています。

 

⑧は、ホストの情報です。いつからAirbnbメンバーになったか、返答率や返答時間はどれくらいかなどが数字で分かりやすく評価されています。返答率が100%、返答時間が1時間以内などレスポンスの速いホストは、優良ホストということになります。

 

 

⑨ゲストはホスト情報やレビューの内容、物件の写真などを参考にして、部屋を借りるかどうかを判断します。

 

この部屋に泊まりたいという場合は、「予約をリクエスト」というボタンをクリックします。すると、ホストとネット経由での連絡が取れるようになり、予約手続きへと進めます。

 

また、この物件についてもっと詳しく問い合わせたいという場合は、ホスト情報のところにある「ホストに連絡」というボタンをクリックします。これもホストのアドレスにネット経由で連絡が取れます。

 

ほかの物件も見てみたいという場合は、類似の物件がいくつかリストアップされている中から選んでも良いし、トップ画面から条件を変えて検索し直すこともできます。

 

良い部屋か迷った場合は「レビュー」を参考にする

Airbnbの魅力といえばやはり価格の安さですが、その中でも物件によって安かったり高かったり、いろいろあります。いろんな物件をクリックして、「なぜその価格なのか」を見比べてみると良いでしょう。安い物件には安いなりの、高い物件には高いなりの理由があるはずです。

 

安い物件では、ホストが採算度外視で提供しているケースも中にはありますが、たとえば部屋が狭いとか、駅から距離があるとか、設備が不十分、時にはホストに問題があるケースもあります。

 

逆に、高い物件では、立派なベッドがあるとか、好ロケーションにある、アメニティーが豊富に揃っているなど。あるいは、同じエリアに競合が少ないので、ホストが強気の値段を提示している場合もあります。

 

こうした情報は、レビューを見るとある程度のことまで分かります。レビューは実際に利用したゲストによる率直な評価なので、かなり参考になります。

本連載は、2015年12月11日刊行の書籍『中古アパート・マンションが生まれ変わる airbnb空室物件活用術』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

中古アパート・マンションが 生まれ変わる airbnb空室物件活用術

中古アパート・マンションが 生まれ変わる airbnb空室物件活用術

小沢 吾亘・町田 龍馬

幻冬舎メディアコンサルティング

ここ数年“サラリーマン大家”という言葉が定着してきました。年功序列や終身雇用制度が崩壊し、将来に不安を抱えるサラリーマンが安定した資産を築く手法として注目しているのが不動産投資です。 こうしたサラリーマン大家…

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