前回に引き続き、マンションを建てる場所として、東京都の「城南エリア」が候補になる理由を見ていきます。

交通の便がよく、緑豊かな環境の「城南エリア」

賃貸のニーズが高い地域に共通する特徴として、

 

①交通の便がよい

②住環境がよい

③治安がよい

 

という3つの要素があります。城南エリアは、これら3つの条件を以下のように見事に満たしています。

 

①交通の便がよい

 

城南エリアである世田谷区、目黒区、渋谷区には、山手線の他、東急東横線や東急田園都市線、京王井の頭線、京王線、小田急線、そして東急目黒線、大井町線、世田谷線など、数多くの路線が走っており、渋谷駅や新宿駅などの主要駅や品川、丸の内、大手町といったオフィス街へのアクセスが非常に便利です。また、エリア内にはバス便も多く、駅から離れた場所に行くのにも苦労しません。

 

②住環境がよい

 

城南エリアには、世田谷公園、駒沢公園、砧公園(世田谷区)、代々木公園(渋谷区)、林試の森公園(目黒区)といった広い面積をもった公園が点在しています。

 

また、植物によって覆われた部分の土地の割合を示す「緑被率」も、世田谷区は24%(2006年調べ)と、23区内では練馬区に次いで高く、渋谷区は20.6%(2003年調べ)、目黒区は17.1%(2003年調べ)と、やはり23区中の上位に位置しています。つまり城南エリアに属する3区は、いずれも比較的緑の豊かな、自然に恵まれた環境にあるといえるのです。

 

東京23区でも有数の「治安のよさ」

③治安がよい

 

大手不動産会社の住友不動産は、犯罪危険度のデータをもとに、東京23区の「安全度」ランキングをまとめています。同ランキングでは、目黒区が4位、渋谷区が5位、世田谷区が6位と上位を占めています。

 

これらに加えて、現在、渋谷駅や二子玉川駅周辺では大規模な再開発が進められていることなどから、城南エリアの利便性は今後、ますます向上することが予想されています。その結果、地域としての魅力がより一層増すことになれば、賃貸需要がさらに高まることが期待できるでしょう。

 

本連載は、2013年9月20日刊行の書籍『不動産投資は女性が選ぶ新築RCマンションで始めなさい』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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