シェール革命の恩恵を受ける街「コーパス・クリスティ」とは?

前回は、シェール革命の影響などにより、大きな経済成長が期待できる「テキサス州」について説明しました。今回は、シェール革命の恩恵を受けて、街自体が大きく発展していく可能性が期待できる「コーパス・クリスティ」の不動産市況について見ていきます。

シェール革命の中心にある街「コーパス・クリスティ」

今回は、テキサス州の地域ごとに不動産市況を見ていきます。

 

【事例紹介① コーパス・クリスティ】
ヒューストンから直線して約300㎞ほどのところに位置するコーパス・クリスティは、まさにシェール革命のど真ん中にある街といってもよいでしょう(下記の図参照)。これから、シェール革命の恩恵を受けて、街自体が大きく発展していく可能性を秘めています。

 

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●テキサス州の地図

 

米国は、先進国ではありますが、地域によっては東南アジアの新興国も顔負けの経済成長率を維持しているところがあります。コーパス・クリスティも、シェールガスやシェールオイルが将来的にもっと採掘されるようになれば、それが新たな雇用を生み、全米から人を寄せ集め、高い経済成長率を実現していくはずです。

 

コーパス・クリスティで不動産投資をするのであれば、お勧めはダウンタウンの周辺地域でしょう。ここはコーパス・クリスティの中心地ですが、イメージ的には一昔前のロサンゼルスと似ています。実際に街を歩いてみると感じるのですが、シェール革命で賑にぎわっている街の割に、まだそれほど人が集まっていない印象を受けます。そこで現在、行政サイドの主導で、ロサンゼルスと同じように街を活性化させるための計画が始動しました。まさに、これから注目度が高まる地区といってもよいでしょう。

今後集まる労働者向けのビジネスにもチャンスあり

シェール革命による恩恵をフルに享受できる不動産投資の方法ですが、筆者はゴールドラッシュ時の米国で、一体どのような産業が最も儲けたのかという点に注目しています。

 

実は、あの時に最も儲けたのは、決して金鉱山を採掘していた会社ではないのです。大勢の山師がこぞって金鉱脈を探し、なかには実際に金鉱脈を探し当てた人もいるわけですが、大半の山師は結局のところ金鉱脈を探し当てることができず、失意のうちに消えていったわけです。つまり、当たれば大きいけれども、当たる確率は極めて低い。それはギャンブルであり、決してビジネスではありません。

 

しかし当時、ゴールドラッシュの最中、ビジネスでしっかり儲けた人々もいるわけです。その代表が、例えばリーバイスなどのジーンズメーカーです。彼らは一儲けを狙って集まった労働者を相手に、作業着であるジーンズを売りまくりました。結果的には、採掘現場に集まっている労働者を相手に商売をしたほうが、儲かったのです。言うまでもなく、金が採掘されようと、採掘されまいと、人々がそこで生活しているのだから、着るものも必要でしょうし、食べるものも必要です。そこが大きなビジネスチャンスにつながりました。

 

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同じことは、シェール革命にも当てはまります。シェールガスやシェールオイルの採掘を仕事にするため、これからコーパス・クリスティに労働者が集まってくるでしょう。その人たちを相手にした商売は、かなり大きな利益を生むはずです。その商売のひとつが、住居の賃貸ビジネスです。

 

そう考えると、まずはダウンタウン周辺にある低所得者層向けのアパートに投資するという手があります。具体的には、40部屋、あるいは60部屋あるアパートを購入します。現在の相場でいうと、1部屋あたり400万円程度で購入できますから、40部屋のアパートだと1億6000万円程度です。それを購入して、採掘のために集まっている労働者に貸し出すのです。これから、採掘現場に来る労働者の数がどんどん増えていくでしょうから、安定したインカムゲインが得られるはずです。

本連載は、2014年10月3日刊行の書籍『本命 米国不動産投資』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。
本連載に記載された情報に関しては万全を期していますが、内容を保証するものではありません。また、本連載の内容は著者の個人的な見解を示したものであり、著者が所属する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではありません。本連載の情報を利用した結果による損害、損失についても、出版社、著者ならびに本連載制作関係者は一切の責任を負いません。投資の判断はご自身の責任でお願いいたします。

リーバンズコーポレーション 会長

1953年生まれ。米国在住35年。カリフォルニア州を拠点に保険・証券・不動産・ファイナンシャルアドバイザーとしてキャリアを積み、2002年、ロサンゼルス郊外のトーランスにリーバンズコーポレーションを設立。豊富な不動産の販売・仲介・管理実績を持ち、米国居住者以外の信託活用法など、不動産保有にかかる関連アドバイスにも強みがある。

著者紹介

連載米国不動産投資が「本命」といえる理由

本命 米国不動産投資

本命 米国不動産投資

ニック 市丸

幻冬舎メディアコンサルティング

成熟経済であり、人口も減少フェーズに入った日本では、国内市場のパイは縮小を続け、不動産マーケットの未来も決して明るくはない。さらに1000兆円を超える財政赤字、超高齢化社会における社会保障費の増大、特に富裕層をター…

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