ミュージションで「快適な居住空間」にもこだわる理由

前回は、ミュージションの一番の特徴といえる「遮音性」へのこだわりを説明しました。今回は、音楽を思い切り楽しむ以前に、快適に居住できる住居にこだわった理由について見ていきます。

防音優先で快適性を失ったマンションに価値はない

ミュージションは、65dB/500㎐の遮音を目指す音楽マンションでありながら、普通のマンションと同サイズの窓に加えて、通風用の小さな窓など、開口部が多く設けられています。それは、ミュージションが音楽を思い切り楽しめる音楽マンションであると同時に、快適に居住できる住居であることを目指しているからです。

 

防音というと、一般的に窓を小さくする手法が採られます。それなのに、通常サイズの窓を設置したのは、2つの理由があります。

 

①窓を小さくすると住み心地が極端に悪くなってしまうこと。
②様々な工法を組み合わせた遮音構造で音が漏れるのを防いでいること。

 

筆者はミュージションを建てるとき、いくら音楽マンションといえども、住居としての性能を落とす=住み心地が悪い部屋は絶対に作らないと決めていました。極端にいえば、音が漏れないことを優先して、光も風も入らないような部屋を作るくらいなら、音楽マンションなんてやらないほうがマシだと思っているくらいです。

音楽活動のための快適な環境を追求

普通の賃貸マンションでさえあまり見られない通風用の窓を設けたのも、そのためです。ミュージションでは室内で音を出す際には窓を閉めるというルールがあるため、入居者が音を楽しんでいる間は、ずっと窓を閉めっぱなしということになります。

 

そうなると、部屋の中は湿度が高く、カビが発生しやすい環境になりがちです。それでは体によくないため、短時間で風の流れを作り出し、部屋の空気を入れ替えて欲しいと考えたのです。

 

また、楽器の大敵でもある湿気を防止するため、ミュージション志木からは、料理の際、燃焼による水蒸気が発生するガスコンロではなくIHクッキングヒーターを使ったり、カビの生えやすい壁紙の代わりに白いペンキを採用するという工夫をしています。ミュージションには、「なんとなく」決まったことはひとつもありません。すべてが暮らしやすい環境のため、そして「音楽を軸」に考え抜かれているのです。

 

※ガスの場合、燃焼時に発生する水蒸気は、1ヵ月に1・5Lのペットボトル約6本分にもなる(料理から発生する水分は含まず)。一方、IHは炎を出さないため、まったく発生しない。

本連載は、2011年2月28日刊行の書籍『近隣物件よりも高い賃料で長く儲ける満室賃貸革命』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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連載近隣物件よりも高い賃料で長く儲けるマンション経営術

株式会社リブラン 代表取締役

1967年、東京生まれ。株式会社大京にて分譲マンション事業用地の仕入を担当。その後、1992年、株式会社リブランへ入社し、2002年、同社代表取締役に就任する。マーケットシェアを奪い合う分譲マンション業界で、同業他社とは同じ土俵で勝負しない経営スタイルを堅持。24時間、音楽漬けを可能とするマンション「ミュージション」の分譲、賃貸事業を行い、新たなマーケットの創造を行う。

著者紹介

満室賃貸革命

満室賃貸革命

鈴木 雄二

幻冬舎メディアコンサルティング

今後50年余りで、日本の人口は約9000万人にまで減少すると予想されています。これは、現在の人口から約3割もの人がいなくなる計算です。そのような将来が予想される中、今でも賃貸マンションは次々と建ち続け、オーナーさんは…

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