ベトナムが「TPPで最大の利益を得る国」になる理由

TPPによって歴史上最大の自由貿易圏が出現しますが、ベトナムは、そこで「最大の利益を得る国」の1つとなると考えられます。今回は、各国のGDPなどを比較しながら、その理由について見ていきます。

参加国の中で最小のGDPが期待させる「輸出額の拡大」

TPP(環太平洋戦略的経済提携協定)は、 アメリカ、日本、カナダ、メキシコ、ペルー、チリ、オーストラリア、ニュージーランド、ベトナム、ブルネイ、マレーシア、シンガポールの12か国による、経済の自由化を目的とした多角的な経済連携協定です。つまり、人、モノ、お金などの移動を自由にして、経済を活性化させようという協定です。

 

[PR]5月13日(土)ベトナム不動産投資セミナー in 幻冬舎 >詳細はこちら

 

参加国のGDPの合計は世界の40%を占め、歴史上最大の自由貿易圏が誕生します。ベトナムはTPPで「最大の利益を得る国」の1つに挙げることができます。

 

今回のTPP参加国で1人当たりGDPがもっとも小さいベトナム(日本の約1/20、アメリカの約1/24)は、まだまだ経済発展段階が低く、GDPの合計が40%を占めるTPP加盟国を相手に輸出できるので、恩恵を受けやすいといえるからです。

 

[図表]TPP加盟国の状況比較

出典:ジェトロ資料より作成
出典:ジェトロ資料より作成

 

その中でもとりわけ恩恵が大きいのが、ベトナムで輸出全体の2割を占めている靴と衣料品の製造業です。

 

輸出の約50%を占めているアメリカや、約12%を占めている日本などで関税が撤廃される事によって、他国からベトナムへの輸入先の移行が進み、さらなる輸出額の拡大が見込めます。

 

それ以外の輸出品なども含めれば、ベトナムの輸出産業が数倍に拡大するポテンシャルを秘めているといえます。

TPPにより外資系企業の進出はさらに増加

近年、中国の人件費上昇により、ベトナムでは低賃金かつ技術のある労働者を求めて、
ナイキやニューバランスなど有名ブランドの靴の製造工場が増加しており、靴の輸出額は中国、イタリアについで世界3位となっています。

 

他のASEAN諸国でベトナムと競合しそうな国がTPPに参加していないため、TPPによる関税のメリットを求めて、外資系企業の進出が加速することが予想されます。

 

[PR]5月13日(土)ベトナム不動産投資セミナー in 幻冬舎 >詳細はこちら

 

企業の進出が加速すれば、輸出額の拡大が見込まれ、貿易収支の慢性赤字で苦しんでいたベトナムにとっては非常に大きなプラス材料になるといえます。

株式会社地球と不動産 代表取締役

2008年大学を卒業後、研究職としてトヨタ自動車に入社。車体におけるゴム材料の耐久性などの設計支援に従事。野村證券に転職し、投資商品の販売や資産運用コンサル業務に従事。その後、不動産デベロッパーのアルファビオス経て独立。金融商品から不動産まで経験と知識が豊富。宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー、証券外務員などの資格を持つ。
地球と不動産では、法改正後に多数の売買契約サポートを実施し、購入後のサポートも整備。ホーチミンで2007年から日本企業向けに不動産仲介事業を行っているレタントン不動産と提携しており、東京とベトナムにオフィスを持つベトナム不動産投資専門会社。投資家向けのセミナーも随時開催中(下記URL参照)。
WEBサイト:http://chikyu-fudosan.com/

著者紹介

連載外国人の所有が解禁 「ベトナム不動産」の最新事情

海外不動産セミナーのご案内 参加無料 主催:カメハメハ倶楽部

日系大手デベロッパーによる案件も登場!「ベトナム不動産」投資の可能性

~外国人による投資規制緩和と開発の最新事情、日本人が購入する際のポイント

講師 重盛竜也 氏
日時 2017年05月13日(土)
内容

・住宅法改正の詳細と外国人による物件保有の留意点

・成長が続くベトナム経済の最新情報

・ベトナム不動産市場に大きな影響を与える「為替」の動向

・周辺国の主要都市との比較でみるホーチミン不動産の魅力

・ホーチミンの中でも注目のロケーションとは?

・日系大手デベロッパーが手掛ける最新案件など、物件情報も公開

会場 幻冬舎本社ビル内 セミナー会場

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧