開業告知のための「広告媒体」の選び方

開業広告では、期待できる広告効果やコスト、各媒体によるメリットやデメリットなども考慮しながら選択することが大切です。今回は、各媒体のメリットやデメリットを見ていきます。

最寄り駅の広告は近隣住民の集客には効果的

前回に引き続き、動物病院を繁盛させるために押さえる「集客」について見ていきます。

 

【4】効果的な開業広告を出す
開業の際には、集客のために広告による宣伝を集中的に行う必要があります。その際に考えられる広告媒体の選択肢としては以下のようなものが挙げられます。

 

①最寄り駅の広告
②電車の広告
③バス広告
④電柱広告
⑤電話帳広告
⑥折込チラシ
⑦ポスティング
⑧インターネット

 

まず、①最寄り駅の広告は、鉄道を利用する近隣住民にアピールする方法としては非常に有効でしょう。②電車の広告も同様の効果を期待できますが、駅の広告よりは広告料が高くなるかもしれません。

 

③バスの広告には、社内のつり広告があります。また、それと併用してバスアナウンスを利用することも考えられます。

 

④電柱広告には、電柱に巻くタイプのものと、看板のように電柱に張り出すタイプの2種類があります。利用料金は、いずれもそれほど高額ではありません。

 

⑤電話帳広告は、いわゆるタウンページに広告を掲載する手法です。近年は、電話番号をインターネットで調べる人が多く電話帳はあまり利用されなくなっているので、大きな広告効果は期待できないかもしれません。

ポスティングは地域住民の反発を受けないように注意

⑥折込チラシは、新聞に折り込んで配られます。比較的低予算で地域に的確な宣伝を行えるメリットがある一方で、新聞を購読していない人の目には触れないというデメリットがあります。

 

⑦ポスティングは、郵便ポストの中に直接チラシ広告を配布していく方法です。即効性は高いですが、最近は、集合住宅などではポスティングを拒むところも増えていますし、「いらないチラシをポストに入れられたら、ゴミが増えて迷惑だ」と地域住民に逆に反発されるおそれもあるので注意が必要です。

 

⑧インターネットを使った宣伝としては、グーグルなどのネット広告を利用するという方法が考えられます。ただ、不特定多数の人を対象とすることから、どの程度の広告効果が得られるのかはわかりません。

 

このように、開業時の広告については、期待できる広告効果やコスト、それぞれの媒体に固有のメリットやデメリットなども考慮しながら、その地域において最も適した手法を選択するとよいでしょう。

本連載は、2014年8月27日刊行の書籍『どうぶつ病院を繁盛させる50の方法』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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連載動物病院を繁盛させる経営の鉄則50

百瀬弘之税理士事務所 代表

1957年東京生まれ。税理士。2003年から動物病院開業コンサルタント業のahed社と提携。
経営と税務会計、両方の視点から独自のコンサルティングを行うことにより、これまでに数十軒の動物病院の経営を成功へと導いている。
趣味はギター。東京税理士会「ゆがみBAND」ベーシストとしても活動中。

著者紹介

どうぶつ病院を繁盛させる50の方法

どうぶつ病院を繁盛させる50の方法

百瀬 弘之

幻冬舎メディアコンサルティング

勤務医の時代はたとえ給料は安くても、独立して動物病院を開業すれば十中八九成功が約束されていた獣医師。 ペットブームの恩恵を受けて市場を拡大し続けてきた獣医師業界ですが、近年の動物病院の増加により飽和状態に。さら…

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