不動産の投資戦略・・・「投資の目的」「目標金額」の重要性

金川 顕教
不動産の投資戦略・・・「投資の目的」「目標金額」の重要性

今回は、不動産の投資戦略において、投資の目的と目標金額が不可欠となる理由を見ていきます。※本連載は、若きカリスマ経営者が教える金川顕教氏の著書、『初心者を代表して「不動産投資」について教わってきました!』(サンライズパブリッシング)の中から一部を抜粋し、不動産の投資対象を選択するポイントを紹介します。

目標が「給料+α」なら、新築・築浅の物件がベスト

前回の続きです。

 

カナガワ君 じゃあ、どんな物件がオススメなんですか?

 

先生 そのためにはまず、不動産投資をするための「目標設定」をしたいね。カナガワ君はどんな目的で不動産投資をして収益を得たいと思ったのかな?

 

カナガワ君 本業の仕事以外にも安定した収入を得られたらいいなと思ったことはありますね。早く仕事をリタイアして、悠々自適な生活を送りたいという人もいると思うんです。

 

先生 その目標が定まれば、目標を実現するためにはどんな物件を買うべきか、決まってくるんだ。たとえば「今の給料でも十分生活できているけど、少しだけゆとりのある生活をしたいから、別の収入がほしい」という人であれば、たくさんの家賃収入が得られなくてもいいから、確実に満室になる物件を買うのがよさそうだよね。それに、仕事をしているので、手間があまりかからない物件のほうがいいだろう。

 

カナガワ君 そうすると、故障が少なくてメンテナンスがあまり必要ない新しい物件がよさそうですね。新しい物件は返済額も大きいけれど、周囲の古い物件よりも埋まりやすいから、ちゃんと家賃収入を得られそうですよね。それと、地方よりも都市部のほうが人口も多くて、埋まりやすいのかな。

 

先生 都市部は物件も多くて競争が激しいというマイナス面もあるけど、「給料+αを欲しい」という人なら、新築のアパートやマンション、あるいは築浅のアパートやマンションを購入するのが選択肢になるだろうね。

 

図表1]

 

「目標の実現にいくら必要か」を考えることが大切

カナガワ君 じゃあ、今の会社はすぐにでも辞めてリタイアしたい人はどうしたらいいんですか?

 

先生 そういう人は年収程度の家賃収入を得られるようにしないといけないから、たくさんのキャッシュフローが残る物件がいいだろうね。そのためには利回りが高くて、大きなキャッシュフローが得られる物件、つまり地方の中古物件を狙うのがいいだろうね。

 

図表2]

 

カナガワ君 投資対象や投資手法はいろいろあるけど、給料+αの収入を得たいのか、早く仕事を辞めてリタイアしたいのか、など目標によって取るべき戦略も違ってくるんですね。

 

<まとめ>

 

それぞれ不動産投資をする目標をしっかり定めて、その目標を実現するにはどれくらいの家賃収入が必要で、そのためにはどんな物件を買うべきなのか、帰納的に目標を実現する戦略を立てるのが大事なんですね。

 

目標設定がないと「10億円分の不動産を買う」とか「融資を受けられるなら買ってしまおう」みたいに不動産投資をすること自体が目標になって、おかしなことになってしまうから、まずは目標を定めることから始めないといけないんですね

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