中期トレードの基本「突っ込み買いの吹き値売り」とは?

前回は、ある程度の資金がある場合、短期トレードより中長期投資のほうがお勧めとなる理由を紹介しました。今回は中期トレードのポイントをより詳しく見ていきましょう。

「中期トレード」なら時間的制約を受けずに済む

何十回、あるいは100回以上繰り返しても、デイトレードが上達しない人がいます。デイトレードはスポーツ感覚で取り組む必要があり、素早く判断していかないとうまく利益を出せません。2~7日程度の取引期間があるスイングトレードならもう少し何とかなりそうですが、やはりうまく利益確定や損切りができないという人は結構いるようです。

 

私は、これまで多くの個人投資家に接してきましたが、実際、短期トレードには向いていない人もいるのです。これは、経験を積んでもどうにもならないことです。

 

まったく向いていない人が短期トレードにこだわっても、苦しい思いをするだけで儲けることはできません。儲けられなくて、損切りもできない自分を責めるよりは、すっぱり割り切って中期トレーダーに転向することをお勧めします。

 

また、会社員で時間的な制約から短期トレードが難しい人も、中期トレードなら十分可能です。実際には、スイングトレードであれば、会社員でも出社前にその日の相場を予想して目当ての銘柄に買いの指値を入れておき、買えたら今度は売値を指値で入れておく、という方法で対応できますが、とはいえ、働き方によってはそれも難しいのかもしれません。

決して高値で買わず、「突っ込み買い」を徹底する

中期トレードの場合は、一言で言うと「突っ込み買いの吹き値売り」が基本です。3~6カ月、あるいはもう少し短めの1~3カ月(ポジショントレードと呼び、短期トレードに分類することもあります)程度で運用します。

 

日経平均のチャートを見ると分かりますが、1年に数回程度、日経平均は大きく落ち込んで、いわゆる「売られ過ぎ」の状態になることがあります。「突っ込み買い」とは、日経平均の下落に伴い、株価が連動する銘柄が売られ過ぎたとき(押し目)を狙って買うことで、「吹き値売り」は逆に大きく上がったところで売ることです。急上昇ではなくても、ある程度上がったところで売れば、確実に利益を得られるトレード法です。

 

このトレードは儲けられる確率が高く、一般的な投資家にとっては最もやりやすいものです。重要なことは、決して高値では買わないこと。「突っ込み買い」を徹底することです。もちろん、銘柄も慎重に選択する必要があります。

 

ただ、短期トレードのように、今、波が来ている銘柄に次々乗っていくわけではないので、いざ「突っ込んだ」というときにすぐ対応できるように、さまざまな銘柄の業績や株価位置、事業内容などを普段からじっくり見ておくようにしてください。

本連載は、2015年3月17日刊行の書籍『知識ゼロ、資金ゼロから億万長者になれる株入門』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。投資はご自分の判断で行ってください。本書を利用したことによるいかなる損害などについても、著者および幻冬舎グループはその責を負いません。

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連載中長期の株式投資で成功する「銘柄の選び方」

株式情報サイト「キッチンカブ―」 代表
NSN株式会社 代表取締役社長 

1954年生まれ。証券会社、「産業と経済」編集人を経て、2000年より現職。デイトレードを中心に、株式投資に役立つ情報をインターネット上で毎日配信している。

著者紹介

知識ゼロ、資金ゼロから 億万長者になれる株入門

知識ゼロ、資金ゼロから 億万長者になれる株入門

鈴木 正剛

幻冬舎メディアコンサルティング

日本ではアベノミクスやオリンピック開催により、今後3年以上は株高トレンドが続くと見られています。この好機に、いよいよ株を買ってみたい、過去に失敗したけれど再チャレンジしてみたいと考える人が多い一方で、株は複雑で…

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