不動産投資におけるeビザの意味について解説します。

eビザとは

eビザはアメリカの就労ビザのうちのひとつ。

 

保有することでアメリカのスポンサー企業での就労が認められる他、会社の経営に関わることもできるなど、被用者が比較的自由にアメリカ国内で活動ができる、というものです。現在eビザには2種類あり、アメリカと条約締結国間の取引を主とする事業に携わる人に発行されるもの(E-1ビザ)と、アメリカにビジネス投資をした人に発行されるもの(E-2ビザ)があります。

 

日本はアメリカとの条約締結国のため、日本国籍があればどちらのビザも申請が可能。発行要件は違いますが、取得後にできることは同じです。取得するためには様々なアプローチがありますが、具体的なイメージとしてはE-1ビザの場合、会社の所有者になること、またはマネージャーや管理職等の必然的な雇用者であることが求められます。

 

E-2ビザの場合、店舗を経営するオーナーになること等が必要とされます。E-2ビザは大企業だけでなく、中小企業のオーナーでも資格の取得が可能なことから、特に起業家・投資家からの注目が高まっているビザです。

 

eビザとその他就労ビザの違い

eビザとその他就労ビザとの大きな違いは、自由度の高さ、ビザ取得までの期間です。

 

L ・H系のビザは移民局の審査を終えた後、在日アメリカ大使館に申請する必要がありますが、eビザでは移民局の審査が不要なため、直接在日アメリカ大使館に申請することが可能。その分手続きにかかる時間を短縮することができ、ビザを早く取得できます。

 

また、H-1Bビザにあるような学歴に対しての規定(大卒者または短大卒+6年以上の専門的な経験があるもの)や、L-ビザにあるような就労規定(ビザ申請直前の3年間の内、最低1年間は日本の親会社に勤務していること)等がないため、金銭的に余裕があれば、大きく窓口が開かれたビザとも言えます。また配偶者に対しての自由度も高く、労働許可書(EAD)の申請は必要なものの、アメリカ国内で自由に就労できるのが特徴です。

 

eビザを取得するメリットとその方法

eビザを取得することで得られる最大のメリットは「半永久的にアメリカに滞在ができる」ということ。

 

申請時のビジネスを継続していれば、何度でも再申請が可能なため、「グリーンカード(永住権)に一番近い非移民ビザ」と言われることもあります。また、アメリカ国民と同じレベルの信用も併せ持つことができる=アメリカで生活しやすくなるということもポイントです。

 

eビザを取得することで、アメリカ本土だけでなく、リゾート地として人気の高いハワイにも好きなだけ滞在が可能に。最近ではそれを目的に投資を始める、という方も増えています。

 

申請にはアクティブな投資を必要とするので、コンドミニアムの所有よりも、ハワイで既に営業をしている店舗(飲食店やアパレル等)を会社ごと買いとる、という不動産投資が人気です。

 

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