イギリスで不動産を購入する際の一般的な流れとは?

イギリスにはさまざまな種類の不動産があり、「投資目的」か「実需目的」かによって、選択するエリアや物件は大きく変わります。今回は、イギリスにおける一般的な不動産購入までの流れと、不動産選択にあたっての留意点などを見ていきます。

「投資目的」か「実需目的」かで異なるエリア選び

筆者が在籍するディフィニティブ不動産のウェブサイトにて、イギリス不動産に関するニュースを発信するようになってから、日本人の方々からイギリス不動産に関する多くの質問をいただくようになりました。今回からは、これまでに質問が多かった「不動産を購入するまでの流れ」について見ていきます。

 

【不動産を購入するまでの流れ】
イギリスにはさまざまな種類の不動産があります。例えば、一概に「住宅」といっても、ロンドンには築100年以上が経過した「中古物件」から、新たに建築されるものを完成前に購入する「オフプラン物件」があり、購入を希望する不動産によってはそれぞれ異なる可能性がありますし、購入の流れにも個人の意見が反映されます。ここではイギリスにおける一般的な不動産購入までの流れを説明します。

 

●ステップ1  目的を明確にする
まずは「なぜ不動産をイギリスに購入するのか」という目的を明確にすることが必要です。日本人の方がイギリスに不動産を購入する場合は「投資目的」と「実需目的」の2つに分類することができます。

 

投資目的であれば、購入した物件を賃貸に出して家賃収益を得ながら、さらなる価格上昇を待ち売却し、売却益を得るという流れが一般的です。ですので、自らが持つ「このエリアに住んでみたい」や「こんな家に住んでみたい」という欲求よりも、「どのエリアが住宅に対する需要が大きいのか」や「不動産価格を押し上げる要素を含んでいるエリアはどこなのか」といったポイントを追及することが重要となります。

 

実需目的であれば、購入者の方のご家族や勤務先にとって利便性が高いものをご購入するべきでしょう。例えば、ロンドンにある日系企業で働く駐在員の方々からは「子供がまだ小さいから近くに日本語学校がある場所」といった希望が多いです。このケースでは「このエリアに住んでみたい」や「こんな家に住んでみたい」という欲求を追求すべきです。

購入物件のタイプと立地で賃借人の層は9割決まる

●ステップ2  購入する物件のタイプと立地を決定する
具体的には物件をリサーチする前に、購入したい物件のタイプを決定しておくことはとても大切です。

 

イギリスにはデタッチドハウス(一軒家)、セミ・デタッチドハウス(一軒の家を真ん中で別けた二戸建て住宅)、フラット(アパート)など、住宅のタイプはさまざまです。エリアごとの特色、例えば「イギリスの伝統的な高級住宅街」「ビジネス・金融街」「再開発が行なわれているモダンな街」が住宅の外観や機能にも大きく影響します。そして、そのエリアにある住宅に対する需要は単身向けの小さなアパート、もしくは家族向けの一軒屋、どのようなタイプの不動産に需要があるのかを知る必要もあります。

 

投資目的であれば、購入する物件のタイプと立地で賃借人となる層の9割が決まると言ってよいと考えます。例えば、ビジネス・金融街に近い場所のフラットを購入したとすれば、賃借人はイギリス国内でも給料が良い金融マンになる可能性が高く、賃料の不払いが起こるリスクが小さくできると言えます。

 

次回からは、イギリスにおける一般的な不動産購入までの流れについて、ステップ3~10を順次紹介していきます。

<おことわり>
ここで紹介した不動産購入の流れは、既に完成している物件を対象とした一般的な手順です。売買の方法・手順は案件ごとに異なりますことをご了承下さい。

ディフィニティブ不動産(Definitive Property Group Limited) 代表

1994年より不動産業界に携わる。不動産の売買、賃貸、管理に関する知識と経験を培った後、住宅開発部門において、住宅開発機会(既存の建物や土地など)の調達、投資戦略の考案と実現可能性の調査、購入手続き、地方自治体からの建築許可の取得、住宅建設のマネージメントなどを担当する。

2012年6月、自身の会社となるDefinitive Property Group Limitedを設立し、国内外の投資家へ英国になる一般住居、介護施設、学生寮などの不動産投資機会を販売している。その他にも一般のマーケットでは販売されていない、オフマーケットと呼ばれる住宅開発機会やロンドン中心部の高級住宅の売却も取り扱っている。
WEBサイト:http://definitivepropertygroup.com/jp/

著者紹介

連載レジデンス&学生寮投資で注目集める「イギリス不動産」の魅力

海外不動産セミナーのご案内 参加無料 主催:カメハメハ倶楽部

介護施設、学生寮、レジデンスetc・・・注目集めるイギリス不動産投資の可能性

~世界有数の人気不動産マーケットの現状と最新投資案件

講師 清水泰輔氏
日時 2017年02月25日(土)
内容

・EU離脱の影響は? 英国住宅市場の最新事情

・ロンドンの住宅動向と投資先としてどう見るか?

・注目集める「介護施設」投資とは何か?

・購入時、保有時、売却時に必要なコスト&税金とは?

会場 幻冬舎本社ビル内 セミナー会場

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