低金利時代…注意が必要な「守るお金」と「手数料」の関係

今回は、預けたお金を守る上で見落としがちな注意点、手数料について見ていきます。※本連載は、株式会社小宮経営コンサルタンツの代表・小宮一慶氏の著書、『知っているようで知らない、お金の貯め方・増やし方』(PHPエディターズグループ)より一部を抜粋し、知っているようで知らない「お金の守り方」をご紹介します。

株や投資信託などは、購入時にも「手数料」が必要

「守るお金」は生活資金や必要資金ですから、いつでも引き出せる必要があります。このため、一般的には銀行の普通預金口座のお金が「守るお金」の中心になります。給料が振り込まれる普通預金口座がある人は、その口座にあるお金が「守るお金」の中心です。「定期預金」でもかまいません。

 

この預金という金融商品は、預けるときに手数料がかかりません。当たり前だと思っているかもしれませんが、株を買うときには手数料をとられますし、投資信託も多くの商品は買うときに手数料がかかります。同じ預金でも、外貨預金は、外貨を買うときに為替の手数料がかかります。

 

さらに言っておくと、株や投資信託、外貨預金は売るときにも手数料がかかります。投資信託は運用期間中も手数料を取られます。こうした手数料がバカにならないのです。とくに、現在のような低金利時代は、手数料が利回りに大きく影響します。

たった1回の時間外手数料で、金利がふっとぶ!

預金も、預けるときには手数料がかかりませんが、引き出すときには手数料がかかる場合があります。銀行によっても違いますが、営業時間外の場合、他行やコンビニなどのATMで引き出す場合などです。

 

1回お金を引き出すのに108円や216円払ったら、現在の低金利では、たった1回引き出しただけで金利がふっとんでしまいます。つまり、お金が減ってしまうことになるのです。

 

「せこい」と思われるかもしれませんが、1年間、毎月1回ずつでも、時間外にコンビニでお金を引き出すと、216円×12回=2592円にもなります。

 

それだけの金額を確定利回り商品で増やすことは、現在の低金利では絶対にできません。ですから、預金を引き出すときも、手数料のかからない時間帯に行うように心がけるか、一定金額以上貯金していると、月に3回までは手数料がかからないといったサービスのある銀行を選んでお金を預けるようにしてください。

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株式会社小宮コンサルタンツ 代表取締役
経営コンサルタント 

1957年、大阪府堺市生まれ。1981年、京都大学法学部卒業。東京銀行に入行。1984年7月から2年間、米国ダートマス大学経営大学院に留学。MBA取得。
帰国後、同行で経営戦略情報システムやM&Aに携わったのち、岡本アソシエイツ取締役に転じ、国際コンサルティングにあたる。その間の1993年初夏には、カンボジアPKOに国際選挙監視員として参加。1996年に小宮コンサルタンツを設立し、現在に至る。

著者紹介

知っているようで知らない、お金の貯め方×増やし方

知っているようで知らない、お金の貯め方×増やし方

小宮 一慶

PHPエディターズ・グループ

お金がなかなか貯まらない人やお金の増やし方がわからない人、これから株や投資信託を始めたい人のための、貯蓄と投資の入門書決定版! 必要な保険、投資の原則、金融商品の見極め方、年金の未来など、お金を着実に貯め、増や…

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