本連載は、株式会社小宮経営コンサルタンツの代表・小宮一慶氏の著書、『知っているようで知らない、お金の貯め方・増やし方』(PHPエディターズ・グループ)より一部を抜粋し、知っているようで知らない「お金の守り方」をご紹介します。

貯まったお金は「守るお金」「攻めるお金」に分ける

お金を貯める習慣が身についたら、貯まったお金を「守るお金」と「攻めるお金」に分けて管理し、それぞれの運用を考えます

 

「守るお金」は、減らすことが許されないお金のこと。自分の生活やライフスタイルを現在から将来にわたって維持するために必要なお金です。生活費と子供の進学など、三年先くらいまでに確実に起こるイベントには必ずそのお金が必要です。もちろんそれらを高い確率で稼げれば問題はないのですが、稼ぐ以上に必要な場合は、資産を売却しないのであれば貯蓄から取り崩すしかありません。その貯蓄が「守るお金」です。

 

「攻めるお金」はその名の通り、お金を増やすために「攻める」ためのお金のこと。もしゼロになったとしても、すぐに生活に困るようなことのない、必要になるまで時間的に余裕があり、ある程度はリスクをとれるお金のことです。

 

この連載では、この「守るお金」について考えていきます。

 

「守るお金」は減らすことの許されないお金ですから、利回りが低くても、元本となるお金が保証されている、つまり元々のお金の金額が絶対に減らない「元本保証」の金融商品で運用するのが鉄則です。

 

もちろん、額面で減らなくても、インフレによってお金の価値が下がることはあり得ます。ただ、ここでは、急激なインフレが起こり、お金の価値が急激に下がる可能性は当面はないということを前提とし、あっても、1〜2%のゆるやかなインフレであり、それなら金利で補えると考えます。

 

実際、その可能性が一番高く、さらにはつい数年前のように日本経済がデフレに戻ってしまえば、逆にお金の価値は上がります。

お金を守るなら、ローリスク・ローリターンで運用

さて、リスクとリターンは正比例する、というのが金融の絶対法則です。ローリスク・ローリターンというのは、ローリスクをとったら、ローリターンしか絶対に得られないということです。

 

逆に、ハイリスクをとれば、ハイリターンを必ず得られると思っている人がいますが、それは間違い。ハイリスク・ハイリターンというのは、ハイリスクをとったら、ハイリターンを得られる可能性があるということです。

 

ハイリスクをとった人の中には、何のリターンも得られず、投資したお金すら失った人も少なくありません。それがハイリスク・ハイリターンの意味です。

 

「守るお金」は当然とのことながら、ローリスク・ローリターンの確定利回りの元本が保証されている金融商品で運用します。色気を出して、「少しでもお金が増えるように」などと考えてはいけません。

 

「守るお金」で考えるべきは、「お金を絶対に減らさない」ことです

知っているようで知らない、お金の貯め方×増やし方

知っているようで知らない、お金の貯め方×増やし方

小宮 一慶

PHPエディターズ・グループ

お金がなかなか貯まらない人やお金の増やし方がわからない人、これから株や投資信託を始めたい人のための、貯蓄と投資の入門書決定版! 必要な保険、投資の原則、金融商品の見極め方、年金の未来など、お金を着実に貯め、増や…

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