一般の「楽器可マンション」とミュージションの違いとは?

音大生などを対象とした「楽器可マンション」は昔からありますが、中途半端な楽器可マンションでは入居者は集まりません。今回は、音楽マンション「ミュージション」と、一般の楽器可マンションの違いについて見ていきます。

一口に「楽器可マンション」といっても内情は千差万別

本連載を読んで、「でも、『音楽マンション』って前からありますよ」と思った方がいるかもしれません。確かに、音大生などを対象とした「楽器可マンション」というものは、昔からあります。

 

しかし、その内実は千差万別です。楽器可マンションといっても、建物の構造は通常のマンションと同じで演奏可能な時間だけをルール化し、「うるさいけれどお互いに我慢しましょう」という程度のものや、コンクリートの厚さは普通より厚くしているけど音漏れがはっきり認識できてしまうマンションも、少なからず存在します。

 

想像してみてください。もし、あなたが音楽が大好きで、あるいは音楽を職業とし、常に美しい音色に包まれて暮らしたいと思っているのに、繰り返し同じところでつっかかるような稚拙な演奏が隣から聞こえてくるとしたら、我慢できるでしょうか?

中途半端な意識で企画・運営している物件では・・・

楽器可マンションは、住人全員が音に触れる生活をしています。防音レベルの低い建物では、両隣と上下、そして外から、雑多な音が漏れてきます。いくら楽器を演奏することが認められているとはいえ、これが音楽をするための環境とは、とうてい思えません。その人の音楽が趣味レベルでなく、本気でピアニストを目指しているような人なら、その環境は苦痛以外のなにものでもないでしょう。

 

なぜそんな中途半端な楽器可マンションが多いのかというと、そのマンションにかかわる人たちが、音楽家を応援したいという考えからではなく、「家賃を少し余分にもらえるなら、楽器を弾かせてあげてもいいですよ」「空室が埋まらないから楽器可にでもしようか」といった程度の意識で企画・運営しているからです。

 

これに対して、ミュージションは、「思う存分音楽を楽しむ」ことを目的に作られています。


・楽器を弾くことを「許されている」マンション
・思う存分演奏することを「推奨している」マンション

 

同じように思われる方もいるかもしれませんが、両者は音楽を愛する人にとっては、天と地ほど離れているまったくの別ものなのです。

本連載は、2011年2月28日刊行の書籍『近隣物件よりも高い賃料で長く儲ける満室賃貸革命』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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連載近隣物件よりも高い賃料で長く儲けるマンション経営術

株式会社リブラン 代表取締役

1967年、東京生まれ。株式会社大京にて分譲マンション事業用地の仕入を担当。その後、1992年、株式会社リブランへ入社し、2002年、同社代表取締役に就任する。マーケットシェアを奪い合う分譲マンション業界で、同業他社とは同じ土俵で勝負しない経営スタイルを堅持。24時間、音楽漬けを可能とするマンション「ミュージション」の分譲、賃貸事業を行い、新たなマーケットの創造を行う。

著者紹介

満室賃貸革命

満室賃貸革命

鈴木 雄二

幻冬舎メディアコンサルティング

今後50年余りで、日本の人口は約9000万人にまで減少すると予想されています。これは、現在の人口から約3割もの人がいなくなる計算です。そのような将来が予想される中、今でも賃貸マンションは次々と建ち続け、オーナーさんは…

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