自宅教室の運営・・・重視すべきは新規顧客か? 既存顧客か?

今回は、自宅教室の運営において、新規顧客・既存顧客のどちらを重視すべきか探ります。※本連載は、株式会社Libra Creationの代表取締役で、経営コンサルタントとして活躍する高橋貴子氏の著書、『趣味から卒業! しっかり稼げる自宅教室の開業・集客バイブル』(合同フォレスト)の中から一部を抜粋し、数字を味方につけて成功させる「自宅教室経営」のノウハウを説明します。

古くから通う生徒さんだけなら、先生も楽だが・・・

一般的な数字だけの効果でお話すると、新規顧客の獲得に関わる経費は5倍、顧客離れを5パーセント改善すれば利益は25パーセント改善、全体の売上はコアな2割のファンが作っている、といわれています。

 

この話を鵜呑みにすれば、どうしても活動指針は既存顧客寄りになりがちです。

 

もちろん、古くから通ってくださっている生徒さんだけで構成されているなら、慣れ親しんでいるし先生も楽だと思います。でも、生徒さんの環境が変わることは(転勤・出産など)先生がコントロールできることではありません。

既存の生徒さんを大切に、3割ぐらい新規を取る体制を

ですから、一つの指標としての数字のイメージは「新規3割:既存7割」くらいで運営できるといいのではないでしょうか。

 

私自身は「新規4割:既存6割」あたりを目指していました。これができるのは、私のクラスがほとんどコース制だったことも大きな要因です。コース制だと、いつか卒業する時期が来ます。

 

そういう意味では、新規の生徒さんを募集し続ける必要があります。その代わり、教室はいつでもフレッシュな状態で新陳代謝を繰り返すため、新コース作りや価格改定をしやすいというメリットもありました。コースを卒業したらそのままご縁が切れてしまうのでは、と心配する方もいらっしゃるかもしれませんが、その後の運営次第だと思います。

 

私が目指した安定運営は「既存の生徒さん数の母数を増やすこと」でした。既存の生徒さんともメルマガなどでコンタクトを取りながらイベントレッスンなどに来ていただいて、細く長くおつき合いする方法を取りました。

 

新規の生徒さんを獲得するためには、稼働日数の限界値から、既存の生徒さんに卒業していただき枠を空ける必要もあります。毎月お会いしていた人が半年ぶりになったとしても、全体の母数が増えて教室のファンが多くなっていれば、新コースを立てたときやイベントレッスンを告知したときにすぐに満席になるため、結果として経営が安定します。

 

母数が増えるということは、それだけあなたの教室のファンを潜在的に増やしていくことになるので、既存の生徒さんも大事にしつつ、3割ぐらいは新規を取っていけるような体制を取っていくことをおすすめします。

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連載数字を味方につけて成功させる「自宅教室経営」のノウハウ

株式会社Libra Creation 代表取締役
経営コンサルタント 

2011年から神奈川県横浜市で、七つの天然酵母を楽しむパン教室「アトリエリブラ」を主宰。他にはないオリジナルのコースで、全国から生徒が通う人気パン教室となる。前職はツアープランナー、インテリアコーディネーター、ブライダルバンケットプロデューサーなどを経験し、事業部長も務めた営業22年のビジネスキャリアを持つ異色のパン講師。
パン教室運営の傍ら、自身の電子書籍のレシピ本をきっかけに、電子書籍の出版コンサルタントとしても事業を展開。ビジネスに活用する電子書籍出版を指導する。

その後、パン教室の運営実践データーを元に、様々なジャンルの教室開業・集客のコンサルタント事業を開始。2015年より「Living起業アカデミー」を開講。女性の自立と自宅教室開業を支援する。自由な思考で未来を創るビジネスマインドを伝える「“飛常識”な経営コンサルタント」。

著者紹介

趣味から卒業! しっかり稼げる自宅教室の開業・集客バイブル

趣味から卒業! しっかり稼げる自宅教室の開業・集客バイブル

高橋 貴子

合同フォレスト

生徒が絶えない・収益を出す、自宅教室の極意とは? パン・菓子・料理などの飲食系から、手芸・フラワーなどの作品制作系まで様々な教室に対応! 自らパン教室を開業・運営し実践から導き出したノウハウと実績をもとに、「パン…

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