前回は、医療・介護従事者に必要な「患者・利用者」と向き合う姿勢について取り上げました。今回は、医療・介護従事者が「挫折」を仕事の糧にする方法を見ていきます。

挫折に立ち向かう瞬間こそ、医療者の真価が問われる

先輩や上司に叱られたり、患者さんとのコミュニケーションが上手くいかない。そんなとき誰しも落ち込みます。もちろん私もその一人です。

 

もしかすると、一日寝たら忘れてしまう人もいるかもしれません。自分という存在に迷いを感じてしまう人もいるはずです。

 

しかしその挫折ともいえる経験にどう立ち向かうか。その瞬間こそ、一人の医療者としての真価が問われるのです。

信念に向かって突き進む「パッション」が重要

これまで紹介してきた私を突き動かしてくれた先生方も、初めからエリート街道を歩んできたわけではなく、皆さんと同じように挫折も経験してきたはずです。

 

ではなぜ、彼らは周りから一目置かれるように花を開かせることができたのか。彼らに共通しているのはパッション(情熱)です。それぞれ自分の信念、自分の道を持っていて、それに向かって突き進むパッションを持っているのです。

 

どんなに苦しい出来事に直面し、最初に思い描いていた世界と違っていても、置かれた場所でどう花開くか、どう道を切り拓くかを考え実践してきた方たちなのです。もちろん自分自身だけの力ではないかもしれません。思わぬところで、思わぬ人から求められることもあったはずですが、それでいて「自分はこれをやるんだ」というものを見つけて、貫いてきた方ばかりです。

 

挫折があったって、思いどおりにいかないことがあってもいいのです。今自分がどうなりたいか、どうしたいか、それを忘れない限り、必ずどこかに自分が花開ける場所はあるのです。

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