今回は、「国の補助金」と「都道府県の補助金」の主な違いを探ります。※本連載は、福井泰代氏が代表取締役を務める「株式会社ナビット」が運営するWEBサイト、「助成金なう」のブログから一部を抜粋し、助成金・補助金に関する疑問や、専門用語をQ&A方式でわかりやすく紹介いたします。

「国の補助金」は通りやすいといわれるが・・・

同じ内容であれば、基本的には国の補助金のほうが、都道府県や政令指定都市の補助金(助成金)より、採択率は高くなり、通りやすいと言われています。

 

しかし、27年の創業のための補助金のように、予算が少なかったこともあり、国より都道府県のほうが通りやすいものも発生しています。また、都道府県や政令指定都市の補助金は「助成金事業」となっている場合が多く、厚生労働省系の助成金と混同しないようにしましょう。

 

さらに東京都では、書類選考後に面談審査があり、両方クリアしなくてはならない上に、計画書を提出する段階で、事細かな業者名や担当者などを記入する必要があります。

都道府県は書類の形式より内容に比重を置いている?

それに対して、国の補助金の場合、申請段階で総額が決まりますが、それほど厳密な購入先の情報は求められません。

 

また、国の補助金は書類不備だと落とされますが、都道府県の場合は、提出時に書類不備等を指摘してくれる場合が多いため、形式上より内容に比重が置かれているということになります。もちろん、申請書を出す総人数が国の場合は多いため、きめ細かい対応を一社ごとに行えないという実情もあるでしょう。

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