地方への不動産投資のメリットを生む「売主側の事情」とは?

前回は、1億円以上の物件を狙いたい「地方一棟もの投資」について取り上げました。今回は、地方への不動産投資のメリットを生む「売主側の事情」を見ていきます。

地方には「物件を現金化したい」高齢オーナーが多い

「なぜ都心よりも地方がおすすめなのか」という理由を掘り下げます。

 

そもそも、地方で人気のエリアを見つけたとして、物件が売りに出る背景はどのようになっているのでしょうか。

 

多いのは現オーナーが高齢で、「売却して現金化したい」と業者に相談するパターンです。

 

物件を管理して毎月家賃をもらうにしても、気力体力が続かなくなります。物件も古くなっていけば修繕費がかさみます。

 

そういった状況に疲れてしまって売却を決断するのです。そういったケースでは、瑕疵担保免責(かしたんぽめんせき)で業者に買い取ってもらい、数年分の家賃を一括で手に入れることを選ぶオーナーも多いようです。

 

瑕疵担保責任というのは、売却した物件に瑕疵(重大な欠陥)があった場合に、売主はその責任を取らなくてはいけないという制度です。瑕疵担保免責で買い取ってもらうと、瑕疵担保責任も業者側に移ります。

 

プロである業者なら、そういったリスクも含めて買い取ることができるのです。

 

オーナーの高齢化による資産整理以外では、相続に絡んだ案件も多くあります。地方の地主には、相続税を納めるために急いで現金化したい、地元の親戚には分からない形で売却したい、といった事情が生じることがあるからです。

 

こういった背景で売りに出た地方物件の情報が、東京の不動産会社に集まってくるのです。

物件を購入可能な地元の人は「極端に少ない」

地方の物件がおすすめなもう一つの理由は、そもそも地元の人で物件を買える人が極端に少ないということです。もちろん、地元で物件を買い求める投資家もいますが、絶対数が少ないのが実情です。

 

例えば利回りが満室想定で12%の、中古RC物件が1億円で売りに出たとします。

 

地方の銀行は保守的なので融資に積極的ではないところが大半です。購入者の年収も東京で働く人と比べるとそこまで高くない人が多く、そのため融資が伸びないという事情があります。

本連載は、2017年8月刊行の書籍『区分物件オーナーのための 神速!億万長者計画』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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連載神速!億万長者計画――区分物件オーナーのための赤字脱却術

株式会社T&Tハッピネス 代表取締役社長

1976年生まれ、神奈川県出身。BBT大学院にてMBA(Master of Business Administration)取得。デザイン業界、飲食業界を経験した後、不動産業界のデベロッパーに入社し、分譲マンションの販売・用地仕入れを行う。デベロッパーを2社経験した後、一棟収益不動産を専門に扱う会社に入り仕入れ・販売業務に携わる。2012年、株式会社T&Tハッピネス創業、代表取締役社長に就任。2016年3月には一棟収益不動産の仕入れに特化した別法人も立ち上げた。

著者紹介

T・Wealth Management 株式会社 代表取締役CEO

1979年生まれ、千葉県出身。金融業界を7年間経験した後、美容関連ビジネスで独立。
しかし、マーケットの価格破壊の煽りを受け、美容関連店舗を全て売却。
その後中堅デベロッパーに入社し、2年間用地の仕入れを行ったうえ、1棟収益不動産に特化したビジネスに転向し、仕入れ・販売共に相当な実績を積む。
2016年、T・Wealth Management 株式会社を創業、代表取締役CEOに就任。また同年、1棟収益不動産の仕入れに特化した別法人も設立し、1棟収益不動産のマーケットで更なるシェア拡大を狙う。

著者紹介

区分物件オーナーのための 神速!億万長者計画

区分物件オーナーのための 神速!億万長者計画

田中 竜太,太田 将司

幻冬舎メディアコンサルティング

不労所得を得るための方法として注目されている不動産投資。 中でも「少額から始められてリスクが低い」という理由から、投資用区分マンションを選択する人が増えています。しかし実際には、始めてみたはいいものの「毎月の収…

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