100万NZドルで売買されるニュージーランドの物件とは?

オークランドでは100万NZドルを越えるような物件の売買も増加しています。その理由として、物件価格の上昇、移住者の増加、低金利などが挙げられますが、何より不動産業界全体に対する前向きな見通しが反映されていると考えられています。今回は、不動産市場の動向を確認しながら、実際の100万NZドル以上の物件を見てみましょう。

16%超の価格上昇率を見せるオークランド不動産市場

ニュージーランドでは1日当たり、100万NZドル以上の物件が25件売れています。そのうちオークランドでは1日に22件。これは前年の2倍の比率です。

 

リアル・エステート・オブ・ニュージーランド(以降、REINZ)の最新指標によれば、今年の11月1日までの1年間に9,424件もの100万NZドル越え物件が売られ、そのうち8,261件がオークランド物件でした。

 

先日発表されたこの指標からは、2014年の同時期の同価格帯の販売物件数は5,198件であり、81%の上昇があったことがわかります。4,315件の販売数から大幅な躍進をみせたオークランドでは、91%の上昇がみられました。同日のヘラルド(メディア)による国内の売り出し物件比較では、物件の多様性に加えて価格の上昇が見て取れます。

 

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グレー・リンでは、ペンキが剥げ落ち、天井にカビが生え、汚れたカーペットが敷かれた1950年代のスリー・ベッドルームの下見板張りの家が希望価格112万NZドルで売りに出されていました。また、ベイ・オブ・プレンティでは、手入れされたインテリアとプールが付き、海が見えるフォー・ベッドルーム物件に104万NZドルの値が付けられていました。

 

100万NZドル越え物件の売り上げ増加は、オークランドの物件価格の上昇や移住者の増加、低金利、そして強い経済ならびに不動産業界(および全体的にニュージーランド人の間)にみられる総体的に前向きな見通しを反映したものだと言われています。

 

ニュージーランドの先月の平均的住宅価格は46万ドルで、昨年の同月に比べ7%上昇していることが指標からわかります。オークランドでの平均価格は16.8%上昇して74万8250ドルとなり、100万NZドル以上の物件販売数は697件でした。また、昨年同月の販売件数は427件でした。

 

グレー・リン、オークランド 120万ドルにて売り出し中
 

REINZのデータが全体的に示すのは、先月の販売件数が国全体で4.1%下落したものの、年間でみると19%上げているということです。指標は先月のオークランドでの売り上げ件数が19%の低下したことを示しています。

 

専門家たちは、この販売数の下落は住宅バブルのリスク緩和を目的とした準備銀行による新政策の導入に起因するとみています。この新政策は、不足する住宅物件を巡る競争に拍車をかけている移住者および投資家たちが原因で、オークランド不動産市場のインフレが懸念されていることへの対応策です。

 

大手不動産販売会社のマネージャーは、次のように見解を述べています。

 

「政府導入のブライトライン・テスト(数値基準による線引きテスト)は、目に見える影響を及ぼしたと考えています」

 

「しかし、オークランドでの販売件数はすぐに戻すと考えており、オークランドの住宅不足と大幅な人口増加という事実がクッションとなっています。方針や融資制度の変更により、その月々で紆余曲折があるかもしれませんが、オークランドの住宅需要は依然強いままです。高額の買い物をする『より資金力のある買い手』が出現したことにより、高級物件販売の好調が続くと予想しています」

 

「人々は裕福になるにつれ、生活の向上を求め、より高級な物件のある地域に流れ込むようになるのです」

 

「100万ドル以上の値を付ける物件がある地域の大半では、新たに家を建てる土地はなく、既存物件を購入する以外にありません」

実際に100万NZドル超で売買されている物件とは?

【オークランド、アレン・ロード、グレー・リン 112万NZドル】

• 3ベッド

• 2バスルーム

• 589㎡

• ペンキが剥げ落ち、天井にカビが生え、汚れたカーペットが敷かれた1950年代の下見板張りの家
 

 

【ベイ・オブ・プレンティ 104万NZドル】

• 4ベッド

• 2バス

• 903㎡

• プール、芝生、アウトドアリビングがあり、海が見える家

 

 

【ハミルトン 120万NZドル(オークション)】

• 4ベッド

• 3バス

• 4.7ヘクタール

• 手入れされたインテリアおよび美しいアウトドアリビング付きの2008年築のレンガ造りの家。

 

 

【ウェリントン、カロリ 115万NZドル】

• 4ベッド

• 2バス

• 448㎡

• 1階、2階共にモダンなインテリアが付き、ビルトイン暖房、複数のリビング空間がある。

 

 

【クライストチャーチ、バーンサイド 118万ドル】

• 6ベッド

• 3バス

• 704㎡

• 複数のリビング空間のある2階建ての大きな家

 

 

<ニュージーランドでの100万ドル以上の販売物件>

 

★2013年10月から2014年10月まで

オークランド 4,315件

ウェリントン 184件

ワイカト/ベイ・オブ・プレンティ 184件

カンタベリー 231件

NZ合計:5,198件

 

★2014年10月から2015年10月まで

オークランド 8,261件

ワイカト/ベイ・オブ・プレンティ 310件

ウェリントン 258件

カンタベリー 297件

NZ合計:9,424件

 

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Goo Property JP(TERRY’s WAY株式会社) 代表取締役社長

1992年、奈良県天理大学中退。1993年、個人輸入代理店を起業。ITシステム開発会社のジョイントベンチャー設立などを経て、2003年、グルメデリバリーシステム株式会社(現:Terry’s Way株式会社)を創業。自ら開発した富良野メロンパンの移動販売を手掛け、2004年よりフランチャイズ募集を開始(2007年、100加盟店を達成)。現在は、Terry’s Way株式会社 FOOD事業部として展開中。

2009年、富裕層向け国際会計サービス HENRY INVESTMENT SERVICES pte.ltdを元PWC国際会計士と共同設立(本社:シンガポール)。海外金融サービスや投資スキームのコンサルティングサービス、富裕層開発のマーケッターとして、顧問社数は現在200社を超える。2014年より、海外投資サービスの一環として海外不動産投資のリサーチを開始。2015年、ニュージーランド不動産投資コンサルティングサービスを開始し、GOO Property NZ LimitedをNZ不動産エージェントと共同設立。GOO Property ジャパン (Terry’s Way株式会社)と共に不動産投資コンサルティングサービスを行う。
WEBサイト http://gooproperty.com/

著者紹介

連載償却メリットでも注目!「ニュージーランド不動産」の最新事情

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資産分散と償却メリットを狙った「ニュージーランド不動産」活用法

~現地専門家が伝えるNZ中古不動産市場の最新事情と日本人としての投資法

講師 伊藤哲次氏
日時 2017年06月24日(土)
内容

・ニュージーランド経済と投資環境の最新事情

・NZ中古不動産市場の現状と展望

・NZ不動産取引の仕組みと日本との違い

・購入までのスケジュール、諸費用等について

・築古、建物比率の高い案件を中心に物件情報も公開

会場 幻冬舎本社ビル内 セミナー会場

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