ソーシャルレンディングにはどんなタイプの商品があるのか?

近年、新しい投資の手段として大きく注目を集めている「ソーシャルレンディング」。本連載では、その基本的な仕組みや富裕層にとっての活用法を踏まえたうえで、カメルーンや東欧といった特徴的な投資対象をピックアップして紹介する。第3回目は、クラウドクレジット株式会社・執行役員の武居駿氏に、ソーシャルレンディングにはどんなタイプの商品があるのかなどを伺った。

投資金の需要者(借り手)を「自分で選ぶ」ことが可能

ソーシャルレンディングは、既存の金融ネットワークとは異なるシステムで国内外の資金需要者(借り手)に資金を届けるしくみです。私たちソーシャルレンディング業者は、商品設計にあたって、まず「どこのだれが」「何に使うため」にお金を必要としているのかを把握し、その内容を見極め、それに対して資金提供をするファンドを作ります。この「どこのだれが」「何に使うため」のお金なのかという部分が、ソーシャルレンディングの「商品種類」となるわけです。

 

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つまりソーシャルレンディングでは、投資家が、最終的に投資資金を使うのがどんな相手なのか、それを自分で選んで投資することが可能です(ただし、法律により、最終資金需要者を完全に特定できる情報の開示は禁止されています)。ここが、銀行預金との大きな違いです。せっかく投資をするなら、自分の嗜好や信条などとマッチする相手に投資をしたい、といったニーズにも応えられるわけです。

 

商品タイプについては、「どこのだれが」という点では、まず「国内」を対象にするのか「海外」を対象にするのかに大きく分けられます。そして、事業者を対象にするのか、それとも消費者(一般の個人)を対象にするのか、といった視点でも分けられます。

 

さらに、「何に使うため」なのかという点では、事業に使うため、不動産を買うため、自動車を買うためなど、さまざまな目的によって分類できます。

 

私たちソーシャルレンディング業者は、これらの資金需要に対して融資をした場合のリスク・リターンを計算して、融資するメリットがあると判断できれば、個々のファンドとして組成し、商品として投資家に提示します。

 

【クラウドクレジット商品例】

クラウドクレジット商品例
クラウドクレジット株式会社 ホームページ

 

この連載の第1回で、「ソーシャルレンディング業者は投資のプラットフォームを提供する」と述べました。ただ、案件ごとにリスク・リターンを計算してファンドとして組成するという意味では、単なるプラットフォームではなく、私たちはアセットマネージャーでもあるとも言えます。そのため、投資家にとってどれだけ有利で魅力的なプロファイルを持つ商品を提供できるかが、私たちの腕の見せどころなのです。

国内にはない高い収益機会…「新興国市場」の可能性

国内にも多くのソーシャルレンディング業者が誕生し、さまざまなタイプの商品を取り扱っていますが、私たちクラウドクレジットは、数ある資金需要の中でも、海外の案件に特化していることが最大の特徴です。それも、エマージングマーケット(新興国市場)での融資を支える商品が中心となっています。なぜ海外投資、なかでもエマージングマーケットを中心としているかといえば、そこには日本国内にはない高い収益機会があるからです。

 

エマージングマーケットならどこでもいいというわけではありません。しかし、その中には、高い成長が可能であるポテンシャルを持ちながら、金融システムの隙間で成長の機会を奪われている企業や個人がたくさんあります。私たちは、成長ポテンシャルを持ちながら、資金調達手段の制約によって成長が阻害されている国の企業や個人に、投資家からの資金を橋渡しすることで、現地の経済発展に寄与することを理念のひとつとしています。

 

そして、そうした高い経済成長から得られる収益を、今度は投資機会の乏しさに苦しむ日本の投資家に提供することによって、日本の投資家と、世界の資金需要者のWin - Winの関係を作ることを目指しています。そのためにスタッフは常に世界を飛び回って目利きを行っていますし、少しでも多くの情報からファンドを選んでもらえるよう、情報をブラックボックス化させないプラットホーム作りに注力しています。

 

【クラウドクレジット 商品データ例】

クラウドクレジット 商品情報例
クラウドクレジット株式会社 ホームページ

 

ソーシャルレンディングの「ソーシャル」とは、「社会的」という意味です。これは一般に言われるように、インターネットを通じて人と人とが疑似的な社会(情報交流の場)を形成している、ということのみを表しているわけではないと考えています。低コストで情報や資金が行き渡ることにより、どこの国のだれでも、やる気と能力があれば成長して発展するチャンスをつかめる、そのための社会貢献という意義も含まれているように思います。

 

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もちろん、国内で資金需要を持つ中小事業者などへの資金提供の必要性を否定するつもりはまったくありません。しかしクラウドクレジットでは、自らの強みが活かせる場としてエマージングマーケットへの資金提供を選び、さらに現地の発展を支える社会貢献や社会的インパクトも念頭においた商品組成を日々行っています。

取材・文/椎原 芳貴 撮影/永井 浩 ※本インタビューは、2017年10月30日に収録したものです。
※ファンドの手数料等およびリスクについて
ご出資いただく際の販売手数料は頂いておりません。なお、出資金に対して、最大2.50%(2017年11月現在)の運用手数料を運用開始時に(又は運用開始時及び2年度目以降毎年度に)いただきます。また、為替手数料その他の費用をご負担いただく場合があります。為替相場の変動、国の政治的・経済的なカントリーリスクや債務者の債務不履行等により、元本に欠損が生じるおそれがあります。ファンドの種類ごとに、手数料等およびリスクの内容や性質が異なります。ご投資にあたっては匿名組合契約書や契約締結前交付書面をよくお読みください。

クラウドクレジット株式会社
第二種金融商品取引業: 関東財務局長(金商)第2809号
一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 加入

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連載まだ見ぬフロンティアに投資する!富裕層のための「ソーシャルレンディング」最新投資術

クラウドクレジット株式会社 執行役員/法人営業部長 兼 人事部長

2008年慶應義塾大学総合政策学部卒業後、みずほ証券入社。コーポレートファイナンス、資金資本調達、M&Aアドバイザリー等投資銀行業務に従事。様々な企業の事業計画・資金資本計画立案のコンサルティング業務と当該計画に沿ったプロダクト組成を行う。グローバル・オファリングやクロスボーダーM&Aの経験も多数。
2014年、同社香港現地法人へ転籍しアジア企業・現地日系企業へのM&A等エクイティ関連プロダクトのオリジネーション業務に従事。
2016年、みずほ証券へ復籍。大型・クロスボーダー案件等の重要案件を専門に手掛ける新設部署にて主にクロスボーダーM&Aのオリジネーション業務を担当。
2017年「資金を融通する」という金融の本源的な意味にグローバルな視点で真剣に向き合うべくクラウドクレジットに入社

著者紹介