世界規模でリスク分散・・・「海外不動産投資」のメリット

前回は、リスクを限定的にする「不動産ファンド」を利用した分散投資法について説明しました。今回は、世界規模にリスク分散をする「海外不動産投資」のメリットを見ていきます。

自国以外の不動産への投資で「場所の分散」を図る

不動産投資というと、日本では国内の不動産に投資するイメージが強いかと思います。しかし、海外の投資家の間では、不動産投資の対象を検討する場合、自国以外の物件も選択肢の1つにすることが当然視されています。

 

図表は、ドイツ証券によってまとめられた「世界の都市別収益不動産売買取引額ランキング(過去12カ月)」です。これをみれば分かるように、ニューヨークは23%が、ロンドンは73%が、東京は20%が外資系によって占められています。

 

国内不動産だけでなく、海外不動産に投資することには、分散投資における「場所の分散」を図るという点で非常に大きな意味があるといえるでしょう。

 

[図表]世界の都市別収益不動産取引額ランキング(過去12ヶ月)

出所: DEUTSCHEASSET&WEALTHMANAGEMENT「ジャパン・クオータリー2015年第3四半期2015
年7月」をもとに作成
注:開発用地を除く
出所: DEUTSCHEASSET&WEALTHMANAGEMENT「ジャパン・クオータリー2015年第3四半期2015 年7月」をもとに作成 注:開発用地を除く

日本では「地震の発生」が確実視されているが・・・

特に、日本は自然災害のリスクが強く存在します。とりわけ、地震のリスクはいつ現実のものとなっても不思議ありません。

 

これまで周期的に繰り返されてきたことから、発生することが確実視されている首都直下型地震、東海地震、東南海地震、南海地震は30年以内の発生確率が、それぞれ、70%程度、88%、70%程度、60%程度といわれています。地震等のおそれの低い海外の不動産に投資することにより、こうした自然災害リスクを軽減することが期待できるでしょう。

 

海外不動産を運用対象としている不動産ファンドをポートフォリオに組み入れておくことは、このようにリスクを世界規模で分散することを可能にし、投資の幅を大きく広げるはずです。

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連載安定的に高利回りが狙える「不動産ファンド」の見極め方

LCパートナーズ 代表取締役・最高投資責任者(CIO)
ロジコム 取締役
LCレンディング 取締役 

University College London(ロンドン大学)卒業、建築経済・経営学修士(MSc)取得。一級建築士。不動産投資に10年以上携わった後、大手シンクタンクにて不動産投資分野における調査分析のコンサルティング業務を経験。その後、独立系不動産アセットマネジメント会社の最大手であったダヴィンチ・アドバイザーズにおいて、私募ファンドやリートの新規上場、また不動産関係企業投資などで中心的な役割を果たした。2009年にLCパートナーズを立ち上げ代表取締役兼最高投資責任者(CIO)に就任。

著者紹介

ローリスクで年利7% 1万円から始める不動産ファンド投資

ローリスクで年利7% 1万円から始める不動産ファンド投資

小山 努

幻冬舎メディアコンサルティング

投資で資産を増やさなければ、将来の見通しが立たない――。 一般のサラリーマンの間でも、企業や社会保障に頼らずに資産をつくるしかないと、「貯蓄から投資へ」向かう傾向が強まっています。 本書では、理想先な投資先とし…

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