第二のワイキキに!? オアフ島・コオリナ地区の不動産事情

前回は、物件供給の「難易度」から見たハワイ不動産の将来性をご紹介しました。今回は、「第二のワイキキ」ともいわれるオアフ島・コオリナ地区の不動産事情を見ていきます。

自然豊かなハワイのリゾート感を堪能できる

これまでPark Lane、Ward Village、Trump、Ritzなど、代表的なハワイ不動産としてホノルル中心部の物件をご紹介してまいりましたが、少し今回は目線を変えて見ていきたいと思います。

 

「憧れのハワイ」というと皆さんワイキキをイメージされるかと思いますが、オアフ島で「第二のワイキキ」との呼び声が高いのがKo Olina(コオリナ)地区です。

 

[図表1]Ko Olina Map

 

コオリナ地区は、オアフ島の南西部に位置しており、ホノルル国際空港(ダニエル・K・イノウエ国際空港)から距離にして約32km、車で30分ほどの場所にあります。ワイキキやアラモアナまでは約42kmの距離です。

 

コオリナは都会的なワイキキ中心部とは趣が異なり、まるでマウイ島やハワイ島を訪れたかのような自然豊かなハワイのリゾート感を堪能することができます。コオリナ・リゾートは642エーカー(約2.6㎢)の広さの広大なリゾートエリアになり、その中にはホテル、ゴルフクラブ、ラグーン、コンドミニアムやタウンハウスなど、様々な施設があります。

 

ゴルフ好きの方は訪れたことがあるかもしれませんが、コオリナには有名な「Ko Olina Golf Club」があります。1990年にオープンしたゴルフ場ですが、2012年のLPGA ロッテチャンピオンシップにおいて宮里藍選手が優勝したことでも有名です。ゴルフダイジェスト誌から「世界のリゾートコース85」にも選ばれた、美しいハワイの海を背に広がる18ホールのチャンピオンシップコースです。

 

また、コオリナリゾートで最も話題なのは2011年にオープンしたハワイ初上陸の「Aulani, a Disney Resort & Spa in Ko Olina」でしょう。ハワイの自然の素晴らしさと豊かな伝統にインスパイアされたアウラニ・リゾート。こちらでは「ディズニー・バケーション・クラブ」という、いわゆるタイムシェアの販売が行なわれています。しかし、こちらは一般的なタイムシェアとは異なり、購入した不動産所有権持分に応じたポイントが付与され、そのポイントを使用してアウラニだけではなく、世界のディズニーリゾートへ宿泊することも可能になります。

 

最新のリゾートは「Four Seasons Resort O’ahu at Ko Olina」です。こちらは元々「JWマリオット・イヒラニ・リゾート」というホテルを全面改装して、2016年6月に全371室のラグジュアリーホテルとしてオープンしました。2011年11月に開催されたAPECでは当時のオバマ大統領が宿泊したことでも有名なホテルですが、今回Four Seasonsブランドへ変更したことにより、ラグジュアリー路線へ完全に舵を切った形です。Four Seasonsのブランドがコオリナに入ってきたことにより、コオリナリゾート全体のレベルがより一層押し上げられました。

 

そして現在ニュースになっているのが、アメリカに初進出するということで話題の「ATLANTIS Resort Ko Olina(アトランティスリゾート コオリナ)」です。以前より噂にはなっておりましたが、2016年末にディズニーアウラニの隣地を香港証券取引所上場の「チャイナオーシャンワイド社」が購入し、アトランティスを誘致予定、と正式発表がありました。

 

アトランティスは日本ではあまり馴染みが無いホテルブランドですが、こちらは「カーズナーインターナショナル社」が展開する世界のラグジュアリーホテルブランドの一つで、現在はドバイに「ATLANTIS Dubai」があります。とてつもない規模で開発された一大リゾートで、このアトランティスがコオリナへやってくるというのは夢が膨らみますね。

不動産投資先としての可能性も高い

そんなコオリナリゾートですが、リゾートを満喫するだけではなく、不動産の投資先としても大きな可能性を秘めています。コオリナには、コオリナゴルフクラブに隣接して5つのタウンハウス・コンドミニアムが建設されており、これらは全て完全所有権で所有することが可能なのです(Mapの赤枠のエリアになります。赤枠の周囲の①~⑱はコオリナゴルフクラブのコース番号です)。

 

[図表2]Ko Olina Resort Map

 

その中でも特に「Fairways at Ko Olina」は、1995年築の築22年の木造タウンハウスで、日本の税法上、木造の住居の法定耐用年数をちょうど全て経過したところになります。コオリナのその他のタウンハウスは2003年~2005年に建築されたものがほとんどです。

 

近年、米国の木造タウンハウスを税務対策で購入される日本の投資家が増加した影響で、ハワイの木造タウンハウスも価格がかなり上昇してきました。オアフ島東部のカネオヘエリアなどがまさにその影響を受けているエリアです。

 

そのため、地元の人が買えない価格になってしまってきており、ホノルル当局としても対策を打ち出しています。それは、土地と建物のうち、土地比率を高め、建物比率を下げるようになったのです。簡単に説明すると、日本人投資家としては、下記の条件を満たす物件に投資をする必要があります。

 

●建物比率が高い

●価格が下がらない

●築年が一定数経過している

 

このような物件に投資をすることによって税務効果も含めてキャッシュフローを回しているのですが、①のところで以前ほどの比率が出なくなったのです。それが、このコオリナエリアにはまだ影響が及んで来ておらず、建物比率も高め、価格も安定しているタウンハウスが多く存在しているのです。

 

上述の通り、今後ますます発展を遂げていく可能性が高いコオリナリゾートにおいて、そのリゾート内に「適正な条件」で投資物件を所有することができるというのは、今が最後のチャンスかもしれませんね。

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連載田村仁のホノルル不動産通信

株式会社Crossover International 代表取締役

仙台第一高等学校、法政大学経済学部経済学科卒業。宅地建物取引士。
2002年より某大手ディベロッパーにて一棟物件、区分所有物件の事業用不動産の販売を手掛け、2005年より中古不動産のバリューアップに特化した不動産会社の創業・ブランディング構築に携わる。2008年より株式会社Seven Signatures Internationalにおいて、主に米国ハワイのホテルレジデンス・ラグジュアリーコンドミニアムプロジェクトの日本の超富裕層マーケティングのセールディレクターに就任。2017年に株式会社Crossover Internationalを設立。

WEBサイト http://www.crossover-international.com/

著者紹介

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