習うより慣れろ!? 改めて認識したい「長期投資」の基本

今回は、長期投資の基本中の基本について、改めて見ていきましょう。※本連載は、さわかみホールディングスの代表取締役で、日本における長期運用のパイオニアとして知られる澤上篤人氏の著書、『これが長期投資の王道だ』(明日香出版社)より一部を抜粋し、株式「長期投資」の極意を紹介します。

投資は習うより「実践すること」が大事

日本では少子高齢化が世界最速のスピードで進んでおり、経済もどんどん成熟化を深めている。年金も当てにならない度合いを増している。これまでのような預貯金中心の財産づくりでは、とても間に合わない。

 

そういった認識が社会全般に広がっている。中高年層はもちろんのこと、若い人たちの間でも、投資しておいた方が賢いと考えるのが一般的となっている。

 

人生このかた預貯金しかしたことのない人たちが、これからは否応なしに長期投資に踏み込んでいかざるを得なくなる。自分も頑張って働くが、自分のお金にも働いてもらうのだ。それが、成熟経済の定めである

 

これまで預貯金しかしたことのない人たちが、投資を前向きに考えざるを得なくなってきた。だからといって、難しい投資の勉強などしなくてもよい。ゆっくりと本格的な長期投資に踏み込んでいけばいいだけのこと。

 

勉強というよりは、慣れてしまうのが一番。やっているうちに、「なんだ、長期投資って簡単じゃない」とわかってくる。

投資の基本は「安く買って高く売る」に尽きる

投資は、安く買って高く売るに尽きる。自分がよくわかる企業の株式が、相場暴落時などで大きく売られたら、さっさと買っておくだけでいい。

 

そのうち経済情勢や投資環境が良くなってくれば、株価もどんどん上昇していく。安い間に買っておいたから、どこで売っても投資リターンとなる。実に簡単なことと思えないか? 投資なんて、それだけのことである。なにも難しいことはない。

 

そうはいうものの、投資の基本だけは押さえておいた方がいい。とりわけ、長期投資家が株式投資するにあたって身につけておきたいことは、いくつかある。それらは、より骨太に、よりどっしりと長期投資していく上で、大きな力となってくれるはず。さあ、一歩ずつ長期投資の実践に入っていこう。

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さわかみホールディングス 代表取締役

1971年から74年までスイス・キャピタルインターナショナルにてアナリスト兼ファンドアドバイザー。その後、80年から96年までピクテ・ジャパン代表を務める。96年にさわかみ投資顧問を設立し、99年に日本初の独立系投資信託会社であるさわかみ投信を設立。販売会社を介さない直販にこだわり、長期投資の志を共にできる顧客を対象に、長期保有型の本格派投信「さわかみファンド」を運営している。同社の投信はこの「さわかみファンド」1本のみで、純資産は約3000億円、顧客数は約11万5000人を超え、日本における長期運用のパイオニアとして熱い支持を集めている。

著者紹介

これが長期投資の王道だ

これが長期投資の王道だ

澤上 篤人

明日香出版社

長期投資の第一人者が「本物の株式投資」実践法、その全てを初公開! 構想に8年をかけた「長期投資、実践の書」がついに完成。本書は、これまで踏み込んでこなかった長期投資の考え方から実践法まで、余すところなく解説。株…

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