今回は、米国株のリーディング・ストック「アップル」の株価動向を見ていきます。※本連載は、「富のスペシャリスト」として知られる株式会社スガシタパートナーズの代表取締役・菅下清廣氏の著書、『2019年までに株でお金持ちになりなさい』(徳間書店)の中から一部を抜粋し、2019年にかけての株式相場の見通しをお伝えします。

右肩上がりの上昇を見せるアップルの株価

このナスダックの高値を牽引するのが、ITテクノロジー企業です。

 

いまのトランプ相場を占うキーになる銘柄は、アップルです。米国株上昇を牽引しているリーディング・ストックがアップルだからです。アップルの株が上がっている間は相場は崩れません。アップルやアルファベット、アマゾンといった株が上がっている間は大丈夫です。

 

アメリカはすでに第四次産業革命相場の真っただ中にあります。日本の株式市場ではまだ始まっていません。そのアメリカの第四次産業革命相場を牽引しているのがアップルです。だから、アップルの株価を見ていなければいけません。アップルの株価は右肩上がりに上昇しています。

トランプによる税制改革で米国に資産が還流すると…

アメリカの雑誌「フォーブス」が発表した2017年度の「世界で最も価値あるブランド」ランキングでは、アップルが7年連続で首位となっています。アップルに次ぐ2位となったのは、昨年同様グーグルでした。

 

アップルのブランド価値は前回から10%上昇して、約1700億ドル(約18兆7000億円)にも達したそうです。

 

アップルの時価総額は最近の評価で、8000億ドル(88兆円)にもなっていますが、さらに1兆ドルに拡大しても過大評価ではないという強気の見方も出てきています。

 

なぜそれほど強気なのか。アップルが海外に持っている資産が2000億ドル(約22兆円)もあります。

 

今度、トランプが税制改革をして、いまアメリカ企業が海外に持っている金融資産をアメリカ国内に戻す場合に税率を下げると言っているので、もしアップルが海外に持っている約22兆円のお金が全部、アメリカに還流してくるとどうなるか。

 

アップルの工場はほとんど海外ですから、国内の設備投資はない。となると自社株を買うかもしれないと言われています。海外の株が還流して、アップルに自社株買いが起こって、株価が上がるということになりそうなのです。

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