金融商品との比較における「不動産投資」の優位性とは?

前回は、不動産投資における「表面利回り」「実質利回り」の計算について説明しました。今回は、金融商品との比較における不動産投資の優位性を見ていきましょう。

定期預金や国債は「ローリターン」の代表格だが…

新築ワンルームマンションの表面利回りは平均で5%前後です。前回の例と同じく、実質利回りはそれより少し低い4%前後といったところでしょう。

 

この数字は数多く存在する投資商品の中ではちょうど中間的な利回りと考えられており、「不動産投資はミドルリターン」というのが投資家の一般的な捉え方です。

 

もちろん、もっと高いリターンが可能な投資もあります。例えば株式投資で世界的に有名なウォーレン・バフェット氏の生涯利回りは20〜25%程度といわれます。

 

銘柄やタイミングによっては、株価がほんの数か月で2倍、3倍に急騰することも珍しくありません。FXなどと並んで、株式投資はリスクが高い反面ハイリターンが期待できる投資です。逆に定期預金の利回りは0.02%程度と「極小」であり、国債と併せて「ローリターン」の代表格となっています。

投資家がリスクをコントロールできる「不動産投資」

投資にはリターンとリスクは表裏一体です。ハイリターンが期待できる投資はハイリスクですし、リターンが少ない運用はリスクも小さいというのが一般的です。

 

FXや株式投資は短期間で2倍、3倍に急騰しますが、下落する時には恐ろしい勢いで急落します。バブル崩壊やリーマンショックの際には買い手がおらず、売り逃げしたくてもできない中、損失を出す人が多数出ました。

 

リターンが小さい定期預金や国債にはこうした恐ろしいリスクはありません。額面割れすることがほぼないので、リスクは非常に小さな範囲に限定されています。

 

利回りが4〜5%程度の不動産投資はミドルリターンで、ミドルリスクと考えるのが一般的です。物件の価値や家賃は社会情勢や地域の事情によって変動しますが、5年や10年で半分に減ることはまずありません。

 

株式は会社が倒産すれば紙切れになりますし、FXの資金である証拠金は一定以上の損失が出ると消えてしまいます。ところが不動産投資の場合には「建物」・「土地」という現物があり、消えてしまうことはありません。

 

空室や資産価値の下落などのリスクの可能性があるので、ローリスクとはいえませんが、他の投資とは違って不動産投資には「リスクを投資家自身がコントロールできる」という大きな利点があります。

 

FXや株式投資では、相場の動向や保有する銘柄の魅力を投資家が操作することはできません。ところが不動産投資では保有している物件の魅力を投資家自身が高め、リスクヘッジ(回避)することも可能です。

本連載は、2016年8月10日刊行の書籍『医師のための 新築ワンルームマンション投資の教科書』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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連載多忙な医師のための「新築ワンルームマンション投資術」

株式会社For Realize 代表取締役

1974年生まれ。大学卒業後、一部上場不動産会社10年間勤務。 その後、マンションデベロッパーで取締役を務め、2011年株式会社For Realizeを設立して代表取締役に就任。 これまでに扱った不動産取引は数千件以上。 自身でも収益不動産を数多く所有し、マンション経営を行っている。

著者紹介

医師のための新築ワンルーム マンション投資の教科書

医師のための新築ワンルーム マンション投資の教科書

岸 洋嗣

幻冬舎メディアコンサルティング

高齢化や医師不足によりハードワークを強いられる現代の医師。寝る間も削り働く現状では資産形成など二の次という人が少なくない。しかし、かつては預けるだけで資産形成ができていた預貯金も、超低金利と進むインフレ、そして…

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