資産運用のリスクを下げる「投資先・投資商品」の選び方

前回は、低金利時代の資産形成で求められる「戦略」について取り上げました。今回は、資産運用のリスクを下げる「投資先・投資商品」の選び方を見ていきます。

資産のすべてを「一つの投資先」につぎ込むのは危険

有名な英語のことわざに「Don’t put all your eggs in one basket.」というものがあります。

 

直訳すると「卵を全部一つのバスケットに入れるな」という意味です。1ダースの卵を一つのバスケットに入れて持ち運ぶと、もし転んだ時には全滅してしまいます。バスケットを3つに分けて4つずつ運べば、1人が転んだとしても残り2人が運ぶ8個の卵は無事です。卵焼きを作るもよし、あるいは孵化させてニワトリを育てれば、卵をもう一度1ダース以上に増やすこともできます。

 

投資についても同じ発想が大切です。資産のすべてを一つの投資先につぎ込むと、社会情勢などが思わぬ方向に変わった時には大きな損失になります。

 

例えば、近年好調だからと輸出関連企業の株式だけを大量に購入したとします。ところが、もし為替が円高方向に振れて決算が一気に悪化し、株価が大きく下がれば大変です。

 

世の中にはよく知られているものだけでも、株式投資、FXや投資信託、金地金などさまざまな投資商品があります。それぞれ金利や為替、世界情勢などに影響されて価格が変動するリスクがあるので、複数の投資商品を組み合わせ、臨機応変に対応する必要があります。

リスクとリターンのレベルが異なる商品を組み合わせる

複数の投資商品を組み合わせる際には、リスクとリターンのレベルが異なるものをバランスよく選ぶことが大切です。

 

投資商品は、リターンが大きいものほどリスクも高くなります。FXや商品先物取引などは数日で資産が数倍になることがある一方、あっという間に資産を失ってしまうことも少なくない、ハイリスク・ハイリターン投資の代表格です。

 

一方、投資信託や金地金は比較的価格変動がスローペースで進むので、ローリスク・ローリターンの投資商品です。本書のテーマでもある不動産投資、特にワンルームマンション投資はこの分類に当てはめると、一般にはミドルリスク・ミドルリターンの投資だといわれます。ただし、これから詳しく解説していきますが、勤務医が投資する場合に限っていえば、新築のワンルームマンション投資は「ローリスク・ハイリターン」の投資と考えることもできます。

本連載は、2016年8月10日刊行の書籍『医師のための 新築ワンルームマンション投資の教科書』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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連載多忙な医師のための「新築ワンルームマンション投資術」

株式会社For Realize 代表取締役

1974年生まれ。大学卒業後、一部上場不動産会社10年間勤務。 その後、マンションデベロッパーで取締役を務め、2011年株式会社For Realizeを設立して代表取締役に就任。 これまでに扱った不動産取引は数千件以上。 自身でも収益不動産を数多く所有し、マンション経営を行っている。

著者紹介

医師のための新築ワンルーム マンション投資の教科書

医師のための新築ワンルーム マンション投資の教科書

岸 洋嗣

幻冬舎メディアコンサルティング

高齢化や医師不足によりハードワークを強いられる現代の医師。寝る間も削り働く現状では資産形成など二の次という人が少なくない。しかし、かつては預けるだけで資産形成ができていた預貯金も、超低金利と進むインフレ、そして…

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