本連載では、「相場の福の神」として知られる藤本誠之氏の最新刊で、11月19日に刊行された『投資のプロが実践! 株で儲ける日経新聞の読み方』(リベラル社)から一部を抜粋し、ネットや各種媒体からの「勝てる株式情報」の見つけ方を伝授します。第4回目のテーマはSNSの活用法です。

Twitter では「影響力のある人」に注目

最近ではSNSで情報を発信する投資家も増えています。オンタイムで情報が発信・更新されていくうえ、情報がシェアされるので、強い拡散力があることが特色です。

 

 

Twitter では、自分では何も発信しなくてもフォローしている人たちの投稿(つぶやき)が自動的に「タイムライン」に流れてくるのを読めます。ですから、最低限すべきことは、アカウントを開くこと。そして、影響力のある人をフォローして、タイムラインに流れてくる情報を見ておきます。

 

株の話をよくしている、フォロワーの多い人は有名人だと思ってよいでしょう。また、有名人本人がフォローしている投資関係者にも注目しておきます。

 

フォローする人が多くなると読み切れなくなるので、その場合は、有効なツイートをしてくれる人をリスト化して定点観測するとよいでしょう。「場中の実況中継リスト」「面白いことつぶやく人リスト」など、楽しみながら情報をキャッチできるようにしておくとよいと思います。ちなみに、私が『日刊ゲンダイ』などの記事で書いたことをすぐに、「藤本がああいったこういった」と投稿してくれるような人もいます。全部の記事を読むのは大変ですから、そうした人をフォローすると、効率よく情報収集できます。

 

また、短期売買では、なぜその銘柄が上がったのか、わからない場合があります。そうしたときは、株式投資のコミュニティやTwitter で検索する手も有効です。理由を推測したコメントを読めば、

 

「ああ、こういう理由で上がったのかもしれない」

 

と、真偽はさておき、なんとなくわかるものです。信頼できる情報を発信してくれる親切な人はけっこういるので、勉強のためにも、そうした人のリストを作るのも重要です。

 

しかし、個人投資家でも評論家でも、必ず、予想の当たり外れはあります。ですから、個人投資家に影響力のある人をフォローしておくことが重要です。多くの人の思惑が、その人の発言によって動く場合があるからです。

Facebook は「トレーダーズトーク」も楽しみの一つ

Facebook で有名人の情報をチェックするなら「友達申請」という機能を使って、相互にフォローし合わないと読めない情報をチェックするのもよいでしょう。一方的なフォローだけでも、公開している投稿は読めるので、ある程度の情報はチェックできると思います。

 

 

ただし、Facebook には今のところリスト機能がないので、あまりにもたくさんの友達がいると、情報をチェックしきれなくなります。効率的に、確実に情報を得たいと思ったら、投資関係者だけをフォローするアカウントを作るのも手です。また、株式関連のいろいろなグループが公開されているので、サロン的にさまざまな「トレーダーズトーク」を楽しむのもありです。またこういうグループでは、最近は「トレーダーオフ会」なども流行っているようです。

 

Facebook を活用するには、自分からも情報発信するとギブアンドテイクになるので、情報収集もしやすくなります。情報収集といっても、特別なネタである必要はありません。自分がこんな思惑でこういう銘柄を買った、それが当たった外れたをレポートするだけで大丈夫です。こうした発信をすると、コメントをもらえたり、つながりができたりします。

本連載は、2015年11月19日刊行の書籍『投資のプロが実践! 株で儲ける日経新聞の読み方』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

投資のプロが実践! 株で儲ける 日経新聞の読み方

投資のプロが実践! 株で儲ける 日経新聞の読み方

藤本 誠之

リベラル社

"相場の福の神"こと藤本誠之が株式投資に本当に役立つ情報の見分け方や、確実に利益を上げる方法を教えます。「日本経済新聞のどこを読めばいい?」「これから上がる銘柄をどうやって探すの?」「ネタを速く仕入れるためにする…

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