前回に引き続き、緑内障に関する疑問をQ&Aで見ていきましょう。今回は、どのような症状なら緑内障の疑いがあるのかを探ります。

視野が一部欠けている=緑内障というわけではない

Q:1カ月前に目にキラキラ光るものが見えたので心配になり眼科を受診しました。「左目の一部に見えていない部分があるが他に問題がないので、この程度だと問題ない。緑内障でもない」と言われました。診断通り、緑内障ではないと思って大丈夫なのでしょうか。

 

A:緑内障の診断には、視野だけでなく、視神経の変化も重要な要素です。このため「左目の一部に見えない部分がある=緑内障」とはなりません。今後も視野検査や眼底検査を定期的に受けていきましょう。

視神経の薄さが生まれつきなら、緑内障の心配はない

Q:光視症が気になって、受診しました。網膜には決定的な問題はありませんでしたが「上の方の視神経が普通より少なく薄い」と言われました。生まれつきの形なのかもしれませんが、緑内障になってしまうのでしょうか。

 

A:「視神経が普通より少なく薄い」というのがもともとからであれば、進行性の変化ではないので心配ありません。進行性の緑内障であった場合は定期的な眼圧、視野検査を行い進行をチェックすることが大切です。

あなたにオススメのセミナー

    目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

    目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

    小島 隆司

    幻冬舎メディアコンサルティング

    「白内障の手術受けるべき?」「目がかすんで見えるけど、これって病気?」ウェブ上の「眼科相談室」には、毎日全国の方々からたくさんの悩みが寄せられています。著者は、約10年間にわたって約6000件以上の質問に丁寧に答え…

    人気記事ランキング

    • デイリー
    • 週間
    • 月間

    メルマガ会員登録者の
    ご案内

    メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

    メルマガ登録
    TOPへ