電力会社によって「停電のリスク」に違いはあるのか?

今回は、選択する電力会社によって「停電のリスク」に違いはあるのか等について見ていきましょう。※本連載は、一般社団法人エネルギー情報センターの理事で、エネルギーとビジネスに関する執筆・講演活動なども行う江田健二氏の著書、『エネルギー自由化は「金のなる木」70の金言+α』(エネルギーフォーラム)より一部を抜粋し、電力小売り全面自由化を活用し、黒字経営を実現する方法をQ&A方式で説明します。

どこの電力会社を選んでも差はない

Q:電力会社によって、停電などになりやすくならないの?

 

A:電力会社によって、停電になりやすくなるということはありません。電力会社を変更しても、オフィスや店舗に届けられる電気は、これまでと同じものです。電気の品質や、電気が流れてくる電線網が変わりませんので、停電のリスクが高まることもありません。

 

利用する皆さんは、電気の品質低下や停電、追加コストなどを心配せず、自社に合った電気料金プランを探すことができます。

契約会社によっては、急な値上げの可能性も・・・

Q:電力会社が急に料金を値上げすることはないの?

 

A:契約した電力会社によっては、料金を値上げする可能性があります。「安い!」と思って契約した電力会社が、1年後に経営方針の転換で料金プランを見直し、値上げを行うなどの可能性がまったくないとはいえません。

 

10年以上前から自由化されている欧米では、他社よりも安いと思って契約していた料金プランが、途中から値上げになってしまい、消費者と電力会社の間でトラブルとなった事例があります。

 

自由化によって、消費者は選択の自由がある半面、どの電力会社を選択するかは自己責任になります。料金プランを変更するときの告知方法や契約の拘束期間、途中解約の違約金の有無などを契約時に確認することが大切です

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連載企業のための「電力小売り全面自由化」を活用した黒字経営術

一般社団法人エネルギー情報センター 理事

富山県砺波市出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、アンダーセンコンサルティング(現:アクセンチュア)に入社。エネルギー/化学産業本部(リソースグループ)に所属し、電力会社のCRMプロジェクト、大手化学メーカーのSCMプロジェクトなどに参画。アクセンチュアで経験したITコンサルティング、エネルギー業界の知識を活かし、2005年に起業後、RAUL(ラウル)社を設立。一般社団法人エネルギー情報センター理事、一般社団法人エコマート運営委員、一般社団法人CSRコミュニケーション協会理事、現職。
「環境・エネルギーに関する情報を客観的にわかりやすく広く伝えること」「デジタルテクノロジーとエネルギー・環境を融合させた新たなビジネスを創造すること」を目的に執筆・講演活動などを数多く実施。
主な著書にAmazonベストセラー第1位(エネルギー一般関連書籍部門)となった『エネルギーデジタル化の未来』(2017年、エネルギーフォーラム)のほか、『3時間でわかるこれからの電力業界―マーケティング編―5つのトレンドワードで見る電力ビジネスの未来』(2016年、good.book)など。

著者紹介

エネルギー自由化は「金のなる木」70の金言+α

エネルギー自由化は「金のなる木」70の金言+α

江田 健二

エネルギーフォーラム

2016年4月から「電力小売り全面自由化」が始まり、にわかにクローズアップされた「電気料金」。本書では、エネルギーのコスト削減方法、そして新規事業としてエネルギーの取り扱いを始めることについての素朴な疑問に答えてい…

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