今回は、FX投資において、センターラインまでの上昇で「半分利食い」する理由を見ていきます。※本連載は、ファイナンシャルプランニングや中国ビジネスコンサル等を行う、株式会社Kanakogi Kenの代表取締役・鹿子木健氏の著書、『なぜ鹿子式は銀行預金より安全で、不動産投資より稼ぐのか?』(雷鳥社)の中から一部を抜粋し、FXの「勝ちパターン」について詳しく紹介します。

相場は「どこまで上昇するか」わからない以上・・・

前回の続きです。

 

泰造 半分利食いすることの意味は何ですか?

 

相場はどこまで上昇するかわからないからです。

 

せっかく上昇してくれているので、ある程度の利益をまず確保しておくために、センターラインで半分利食いをします。その後さらに上昇すれば利益は増えますし、下落しても半分利食い済みなので損はしません。

 

利食い(利益確定)したらその場で「ストップ(逆指値)」を買値の上に移動しておきます。せっかく利食いしたのに最終的に損失になった、という残念な結果にならないようにするためです。

 

+1σ、+2σまで上昇すれば、残りのポジションを少しずつ利食い決済して利益を確定していきます。

 

もしセンターラインで上昇が止まっても大丈夫です。「ストップ(逆指値)」を移動しているので、損失になることはありません。上昇しても利益、下落しても利益になるので、お気楽です。

 

-1σを終値で下抜けるか、買ったときに置いた「ストップ(逆指値)」が約定(やくじょう/注文が成立すること)すれば、損切り(決済終了)です。

レバレッジは「0.5倍、最大1倍以内に設定

【「ミッション 001」――買いのまとめ】

 

環境・・・-1σより下を9本以上バンドウォーク(-1σの下を歩くように動くこと)した後、ローソク足終値が-1σを上回ったら、注目!

 

レバレッジ・・・1度の取引で0.5倍程度、最大1倍以内

★口座全体では3倍以内です。たとえば、FX口座に100万円あるなら、運用に使えるのは300万円まで。リスクが高くなるので絶対に3倍を超えないようにしてください!

 

エントリー・・・売買予定額の4分の1を成行注文で打診買い(その時の市場価格で少しだけ買って様子をみる)。

残りの4分の3は打診買いより下、-1σより少し下までの範囲に買いの指値注文を置く。

★一度に買わない理由は、値下がりリスクに備えるため。

 

損切り(ロスカット)・・・損失を抑えるために決済をすること。-1σを終値で下回った時点/ストップロス(損切りの逆指値注文)は-2σが目安。

 

利食い(利益確定)・・・センターライン近辺で、自分のポジション=保有通貨ペアの半分、+1σ近辺で4分の1、+2σ近辺で最後の4分の1。

★どこまで上昇するかわからないため、利食いを分散させる。

 

買値上ストップ(逆指値注文)を置くタイミング・・・最初の利食い(利益確定)をした時。損失にならないためにストップ(逆指値注文)を買ったときの価格よりも高く設定する。

★ストップ(逆指値注文)を買値の上に移動すれば、急落しても利益を出したまま終了できる。

 

指値注文を取り消すタイミング・・・最初の利食い( 利益確定)をした時点、または買値上ストップ(逆指値注文)を置いた時点。

 

推奨時間足・・・日足以上(4時間足以上は可)。

 

推奨取引時間帯・・・いつでもOK(ただし毎日同じ時間帯にする)。

★より確実性を追求するなら、週足や月足で上昇基調時に「ミッション 001 」の買いエントリーを狙うとよい。

本連載は、2017年6月30日刊行の書籍『一週間でマスター FX入門 なぜ鹿子木式は銀行預金より安全で、不動産投資より稼ぐのか?』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。
投資はご自分の判断で行ってください。本連載を利用したことによるいかなる損害などについても、著者および幻冬舎グループはその責を負いません。

一週間でマスター FX入門  なぜ鹿子木式は銀行預金より安全で、不動産投資より稼ぐのか?

一週間でマスター FX入門 なぜ鹿子木式は銀行預金より安全で、不動産投資より稼ぐのか?

鹿子木 健

雷鳥社

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