今回は、FX投資における「手法」と「勝ちパターン」のちがいについて見ていきます。※本連載は、ファイナンシャルプランニングや中国ビジネスコンサル等を行う、株式会社Kanakogi Kenの代表取締役・鹿子木健氏の著書、『なぜ鹿子式は銀行預金より安全で、不動産投資より稼ぐのか?』(雷鳥社)の中から一部を抜粋し、FXの「勝ちパターン」について詳しく紹介します。

成功するかどうかはその人次第…それが「手法」

トレード手法との違いを、整理しておきましょう。

 

トレード手法とは、文字通り、トレードするための「手法」「方法」です。手法は何百、何千とあり、優秀なものからお粗末なものまで、ピンからキリまで存在しています。

 

●3本の移動平均線を使った手法

●一目均衡表を使った手法

●MACD(インジケータの一つ)のゴールデンクロスを使った手法

●ポイント・アンド・フィギュアの手法

●ライントレードの手法まだまだありますが、よくわからないものを含めれば、

●「1回3分で利益になる手法」

●「10万円を1億円にした手法」

 

というものまで・・・。

 

手法と勝ちパターンのちがいを知るのに、とてもわかりやすいのはダイエットです。

 

ダイエットには、さまざまな手法(方法)がありますよね。まゆ子さん、どんな手法が思いつきますか?

 

まゆ子 まず、糖質オフダイエットでしょう。それからサプリを使ったもの、筋トレ、ヨガ、マッサージ。これはダイエットといえるかどうかわかりませんが脂肪吸引法もそうだと思います。

 

いろいろありますね。寝るだけダイエットとか、食事はスープだけ、昔はりんごダイエットが流行ったこともありました。

 

これらは全部、ダイエットの手法です。さて、ここで考えてみたいのですが、これらのダイエットをした人全員が、減量に成功するでしょうか?

 

まゆ子 難しいでしょうね。失敗するのはふつうですし、一度痩せてもリバウンドすることも多いです。意志が弱くては続きませんし、やり遂げるのは簡単ではありません。

 

そう、それが手法の限界です。手法というのは、手段にすぎませんから、その手法を使う人に依存するわけです。ほんとうにダイエットができる人は、どんな方法でも痩せられると思いますし、できない人は、どんなものを試してもことごとく失敗に終わるでしょう。

作戦の選び方+行動パターン=「勝ちパターン」

ダイエットでも、「勝ちパターン」が必要です。つまり、ダイエットで成功するための「作戦」の選び方、そして行動パターンです。

 

意志が弱くて続けられない。では、どうやって継続する仕組みをつくるか。忙しくてなかなか運動ができない。では、どうやって時間をつくるか。仕事上、外食が多い。では、どうやってカロリーや糖質を抑えるのか。

 

そういった一つ一つのことを組み合わせて、痩せられるようにもっていくのが「勝ちパターン」です。

 

痩せるために必要なのは、ダイエットの手法(方法)が書いてある本ではなくて、成功させるために自分に動機をもたせ、行動させることのできるものです。

本連載は、2017年6月30日刊行の書籍『一週間でマスター FX入門 なぜ鹿子木式は銀行預金より安全で、不動産投資より稼ぐのか?』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。
投資はご自分の判断で行ってください。本連載を利用したことによるいかなる損害などについても、著者および幻冬舎グループはその責を負いません。

一週間でマスター FX入門  なぜ鹿子木式は銀行預金より安全で、不動産投資より稼ぐのか?

一週間でマスター FX入門 なぜ鹿子木式は銀行預金より安全で、不動産投資より稼ぐのか?

鹿子木 健

雷鳥社

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