お金が貯まる第一歩…「ついで買い」と「衝動買い」の違い

専門知識がなくても、仕組みさえつくれば、お金は簡単に貯まります。本連載では、株式会社クレア・ライフ・パートナーズ代表取締役・工藤将太郎氏の著書、『入社1年目から差がついていた!お金が貯まる人は何が違うのか?』(すばる舎リンケージ)より一部を抜粋し、今日から実践できる、お金を貯めるための簡単な習慣をご紹介していきます。

その場の感情に流される「衝動買い」

ある休日、メールを開くと、あなたの目にこんな文字が飛び込んできました。

 

「今なら対象商品を2点買うと、20%オフに!」

 

それは、何度か利用したことのあるファッション通販サイトからのお知らせでした。なんとなくサイトを開くと、おすすめの最新アイテムがずらりと並んでいます。それを眺めるうちに、あなたの心の中にこんな気持ちがわき上がってきました。

 

「この前も買ったばかりだから、とくに欲しいものはないけど……。でもせっかくなら、安いときに買わないと損だし、ストレス溜まってるから買っちゃおう!」

 

気づいたときには、あなたは商品を2点選んで買い物カゴに入れ、支払いボタンをクリックしていました。

 

これぞまさに、典型的な〝衝動買い〟です。

 

「自分もついやってしまう」という人は、かなり多いのではないでしょうか。

 

入社1年目の人は手持ちのお金が増えたこともあり、慣れない環境や仕事にイライラして、つい〝衝動買い〟をしたくなってしまうものです。

 

しかし、たいして欲しくもないものを、その場の感情に流されて買っていては、お金がいくらあっても足りません。

 

「お金が貯まる人」は、〝衝動買い〟をしない。

 

私は数多くのお金が貯まる人を見てきて、そのことに気がつきました。 

 

だからといって、お金が貯まる人がケチケチ〝節約〟しているわけではありません。お金が貯まる人は、自分が欲しいものは素直に買うという共通点があります。たとえば、コンビニで〝ついで買い〟をすることがよくあります。コンビニでお昼を買うときに、目に留まったスイーツを一緒に買うこともあります。では、〝ついで買い〟と〝衝動買い〟は何が違うのでしょうか?

お金が貯まる人の「浪費・消費・投資」の使い分け

お金が貯まる人は、なぜ〝衝動買い〟はNGで、〝ついで買い〟ならOKと考えるのか。それは、お金の使い道を「浪費・消費・投資」に分けて考えるからです。

 

「浪費」とは、簡単に言えば「ムダ遣い」のこと。

 

明らかに必要ないものや、欲しくないものまで手当たり次第に買ってしまうのは、「浪費」になってしまいます。

 

「消費」とは、生きるために必要なものにお金を使うこと。光熱費や家賃など、生活していくためにどうしても支払わなくてはいけないお金です。

 

「投資」とは、費やした金額以上のリターンが将来得られることを期待してお金を使うことや、自分への「ご褒美」にお金を使うことです。このようなお金の使い方は、お金を貯めるモチベーションにつながります。

 

たとえば、留学に行く夢を叶えるために英会話学校に通ったり、自分への「ご褒美」のために、ちょっと奮発して高い焼肉を食べに行くなどのお金の使い方があげられます。そして、お金が貯まる人は「浪費」以外の項目を無理に削ろうとはしません

 

本当に必要な「消費」や、自分の幸せや将来のキャリアにつながる「投資」には、きちんとお金をかけます。

 

お金が貯まる人は、無理に色々なことを我慢して〝節約〟するよりも、自分のお金の使い方を見直すことのほうがお金が貯まる近道だと知っているからです。

 

とくに、自分の人生を豊かにするための「投資」には、お金を惜しみません

 

いつ使うかわからないものを買ってしまう〝衝動買い〟は、明らかな「浪費」になってしまいます。〝衝動買い〟はたいていの場合、「なんとなく買っちゃおう」という気持ちからしてしまうことが多いはずです。

 

一方、コンビニの〝ついで買い〟は「欲しい」という理由が明確にあります。「どうせ明日も必要だし、買うなら今日ついでに買っちゃおう」このように、自分が必要だと思うものを〝先買い〟することは、「消費」にあたります。「なんとなく買う」のではなく、「必要だから買う」ことは「消費」になるのです。

 

また、ちょっと高級なコンビニスイーツを買ったとしても、「大好きな甘いもので元気になれたから、また仕事を頑張ろう!」と思えるなら、それはあなたにとって「投資」になるのです。

「浪費・消費・投資」の判断で迷ったときの注意点

ただし、何が「投資」で、何が「浪費」や「消費」なのかは、いきなり区別がつくようになるものではありません。

 

また、「これは投資かも」「この買い物は浪費かな?」と常に考えていては、ストレスが溜まってしまいます。

 

大切なのは、入社1年目から「浪費・消費・投資」の考え方を頭の片隅に置いておくことです

 

「お金の価値は、使い方によって変わってくる」という事実を知っておくだけで、年齢を重ねるごとにムダ遣いはなくなっていきます。

 

あまり深く考えずに、もしお金を使うときに迷ったら、「この買い物は『浪費・消費・投資』のうち、どれかな?」と自分に問いかけてみましょう。最初から正しい答えは出せなくてもかまいません。

 

ただし、この3つのキーワードには注意点があります。「浪費・消費・投資」の考え方でお金を使っていると、本当は「浪費」なのに、「これは自分にとっては投資だ!」と思い込んで、お金を使ってしまうことがあります。「浪費・消費・投資」とお金の使い方を分類することはもちろん大切ですが、いつも自分の都合のいい解釈でお金を使わないように注意しなければなりません。「消費・投資」にそれぞれ予算を決めておくと、本当は「浪費」のものを「消費・投資」と解釈してお金を使うことがなくなります。

 

こうして考える習慣をつけることが、あなたのお金の使い方を確実に変えてくれます。

本連載は、2017年4月27日刊行の書籍、『入社1年目から差がついていた!お金が貯まる人は何が違うのか?』(すばる舎リンケージ)から抜粋したものです。稀にその後の税制改正等、最新の内容には一部対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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連載お金が貯まる人に学ぶ「自然とお金が貯まる習慣」

株式会社クレア・ライフ・パートナーズ 代表取締役社長
CLP International Ltd. プレジデント&CEO 

1983年、大分県生まれ。西南学院大学卒業後、日本生命保険相互会社入社。法人営業部門にて企業の福利厚生制度の構築に従事。2010年に株式会社クレア・ライフ・パートナーズを創業。2013年には香港現地法人としてCL PInternational Ltd.を設立。生命保険に偏重せず、効率の良い資産形成をテーマとしてファイナンシャルプランニング、ライフプランニングを行っている。

WEBサイト:http://crea-lp.com

著者紹介

入社1年目から差がついていた! お金が貯まる人は何が違うのか?

入社1年目から差がついていた! お金が貯まる人は何が違うのか?

工藤 将太郎

すばる舎リンケージ

「年収が低くて、お金を貯めるのが大変」、「どうしても貯金が続かない」――20代、30代の人たちがお金を貯めるには、切り詰めた節約をしなければならないというイメージがあるようです。しかし、年収が低くても、ズボラでも、…

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