どう育てる?「自ら考える力」を持つ自律した人材

前回は、参加者を的確にゴールに導く「研修資料」の作り方を説明しました。今回は、自律した人材をどう育てるかを見ていきましょう。

研修後は「思い悩む」くらいがちょうど良い?

最近、本当に良い研修は、自分のアクションに悩んで、もやもやして終わることなのかもしれないと考えています。「今日はスッキリした」というのは、答えをクリアに渡してしまっているということでもあり、多くの場合、与えすぎているのかもしれません。

 

もちろんある程度のスッキリ感は重要ですが、「自分はどうすれば良いのだろうか?」と思い悩むくらいがちょうど良いのかもしれません。

研修だけでは「PDCAサイクル」を回せない

答えのないアクションプランを自分なりに考えて、職場やリアルワールドな場でトライ&エラーをしてみて、省察(リフレクション)をして、自分で考える力を身につけていかなければ「自律した人材」にはなれないからです。

 

つまり、研修内でPDCAは一巡しないということになります。アクションプランは現場で実行してもらい、現場の上司が手を差し伸べてフォローしてはじめてPDCAを回せることになるのです。与える量のバランスは私もいつも悩むところです。

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連載社員を「自ら考えて育つ人材」に…「インストラクショナルデザイン(ID)」とは?

サンライトヒューマンTDMC株式会社 代表取締役

熊本大学大学院 教授システム学専攻 非常勤講師。薬剤師、修士(教授システム学)。 HPIやIDを軸とした企業内教育のコンサルティングやファシリテーション、インストラクショナルデザイナーやインストラクターを育成する資格講座の運営を行っている。 IDの実践方法を提供してきた会社は60社以上、3000名を超える。

著者紹介

魔法の人材教育

魔法の人材教育

森田 晃子

幻冬舎メディアコンサルティング

社員が思うように育たない――そう嘆く人材教育担当者の声をしばしば耳にします。たとえば、多くの企業では階層別研修などの「企業内研修」を実施していますが、これらの研修は厳密な効果測定が難しいうえに、受講者からは「知…

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