今回は、『発展途上国・東南アジア不動産』と『先進国・メンフィス不動産』をテーマに、海外不動産の投資判断に不可欠な「期待利回り」という概念について見ていきます。※本連載では、WIN/WIN Properties, LLCパートナー兼株式会社WIN WIN Properties Japan代表取締役である柳原大輝氏が、アメリカ不動産投資の様々な魅力について解説します。

投資の中身が異なる東南アジアとメンフィス

今回のテーマは『発展途上国 東南アジア不動産』VS『先進国 メンフィス不動産』です。

 

『東南アジア不動産』と『メンフィス不動産』の価格帯と利回りが似ていて比較対象だと思われがちですが、実は投資の中身は全く異なります。その違いを明確にして、皆様のより正確な投資判断の材料にして頂けたらと思います。

 

まず、本稿を読み進めるにあたって皆様と歩幅を合わせたい一つの概念があります。それは「期待利回り」という概念です。理解している方にも、改めて説明いたします。

利回りの高い東南アジアに投資してしまう人も多いが…

投資判断というのは、リスクとリターンによって決まります。『東南アジア不動産』のような比較的リスクの大きなところには、それだけ大きなリターンがあるということではなく、それだけ大きなリターンを求めないといけないということです。

 

逆に、『メンフィス不動産』のような比較的リスクの少ないところには、大きなリターンは求められないのが普通、ということです。至ってシンプルです。

 

しかし、海外不動産投資となると『メンフィス不動産』利回り9% VS『東南アジア不動産』利回り12%、と言われて、利回りの高い東南アジアに投資してしまう人が多くいます。しかし上記のような「期待利回り」の概念を使い、冷静に考えてみてください。すると、リスクの低い『メンフィス不動産』で9%も出るのか、リスクの高い『東南アジア不 動産』で12%しか出ないのか。つまりは、両者への「期待利回り」は全然違うんだなという投資判断材料がひとつ増えたかと思います。

 

歩幅合わせは、たったこれだけです。この概念を頭の片隅に置きながら読み進めて行ってください。

 

次回は『東南アジア不動産』VS『メンフィス不動産』についてより詳細にご説明していきます。

本連載は、株式会社WIN WIN Properties Japanが運営する「不動産投資、なぜ今アメリカなのか!?」(http://winwin-pro.com/blog/)から転載・再編集したものです。稀にその後の制度改正等、最新の内容には一部対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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