ビットコインと金の類似点②・・・マイニングの「上限」とは?

前回に引き続き、投資の観点でビットコインと金を比較します。※本連載は、フィスコ仮想通貨取引所の取締役である田代昌之氏の著書、『フィスコ仮想通貨取引所で始める「ビットコイン取引」超入門』(実業之日本社)より一部を抜粋し、ビットコインに関する基礎知識を初心者向けにわかりやすく説明します。

ビットコインは2140年ごろに枯渇する!?

前回の続きです。

 

金が採掘され、少しずつその量は増えていきますが、ビットコインもマイナー(マイニングをする人)によって10分ごとにマイニングされて少しずつ増えています。金はすでにたくさん掘り出されたため、昔より現在のほうがその採掘は難しくなっていますが、ビットコインも同様に今後、マイニングは難しくなっていきます。

 

ビットコインが誕生した当初は、マイナーへの1回のマイニング報酬は50BTCでした。しかし、現在12・5BTCと4分の1になっています。

 

ブロックチェーンのブロックが21万ブロック増えるごとに、マイニング報酬は半減する決まりです。このマイニング報酬が半減するタイミングを「半減期」といいますが、2017年5月現在、すでに2回の半減期を迎えています。最初の半減期は2012年11月29日、2度目は2016年7月10日でした。今後も約4年ごとに半減期が訪れます。

 

そして、今から120年以上も先になる2140年ごろに692万9999番目のブロックがつくられると、ビットコインは発行上限である2100万BTCに達します。

 

ビットコインも発行上限に達すれば、金を掘り尽した佐渡金山のように、それ以上マイニングはできません。

 

[図表]ビットコインの発行と半減期

経済的に不安定な国では、仮想通貨が安全資産に

どこかで戦争や通貨不安が起こると、安全資産として金が買われます。このことは〝有事の金買い〟という言葉でよく知られています。ビットコインはすでに同じような使われ方がされています。

 

たとえば、2015年に金融危機が発生したギリシャでは、安全資産としてビットコインが買われました。当時、ギリシャでは預金の引き出しが1日60ユーロ(約8100円)まで制限されました。このときは国による制限を受けないビットコインのほうを信用する人が増え、ビットコインに換金する人が相次いだのです。

 

とくに経済が不安定な国では、自国通貨よりも国の影響を受けないビットコインを信用する人が増えてきています。

 

ただ、お店で金を出しても買い物はできません。一方、ビットコインは買い物ができる点で、金よりも便利な価値保存の手段といえます。

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フィスコ仮想通貨取引所 取締役

北海道出身。中央大学文学部史学科日本史学科卒業。新光証券(現みずほ証券)、シティバンクなどを経てフィスコに入社。17年3月から現職も兼務。ボラティリティに関する論文でIFTA国際検定テクニカルアナリスト3次資格(MFTA)を取得。各ベンダーへの情報提供のほか、YAHOOファイナンスなどへもコメントを提供。日経CNBCで定期的にコメンテーターを務めるほか、ラジオNIKKEIではキャスター業務を務める。

著者紹介

フィスコ仮想通貨取引所で始める「ビットコイン取引」超入門

フィスコ仮想通貨取引所で始める「ビットコイン取引」超入門

田代 昌之

実業之日本社

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