ビットコインと金の類似点①・・・「マイニング(採掘)」とは?

今回は、投資の観点でビットコインと金を比較します。※本連載は、フィスコ仮想通貨取引所の取締役である田代昌之氏の著書、『フィスコ仮想通貨取引所で始める「ビットコイン取引」超入門』(実業之日本社)より一部を抜粋し、ビットコインに関する基礎知識を初心者向けにわかりやすく説明します。

金(ゴールド)とビットコインに「価値がある」理由

かつて「金」は通貨の代わりとして使われていました。ビットコインはその「金」によく似ているといわれています。古くから「金」は価値がある貴重な金属でしたが、なぜ「金」には他の鉱物にはない、特別な価値があるのでしょうか。

 

それを一言でまとめると、「多くの人が価値があると認めている」からです。ビットコインは世界中で欲しがる人が急増しています。だからこそ、ビットコインには価値があるわけです。

 

一方、河原に転がっている石に価値がないのは、価値があると考える人がおらず、欲しがる人がいないからです。

採掘量に限度がある金、発行上限があるビットコイン

かつては日本でも佐渡金山などで金の採掘が行われましたが、金を採掘し尽くして枯渇したため、現在は掘り出せなくなっています。

 

連載第2回で説明したように、ビットコインは2100万BTCまで増えるとそれ以上増えません。こうした点も金に似ています。

 

ブロックチェーンは、10分ごとに取引データをブロックにしてチェーン状につなげていく仕組みですが、ブロック同士をつなげる作業をマイニング(採掘)といいます。具体的にはブロックをつなげるために必要な答えを高度な計算を行なって弾き出します。この計算には高性能なコンピューターと膨大な電気代が必要です。

 

コストをかけてマイニングするのは、最初に答えを出すことに成功した人に報酬としてビットコインが支払われるからです。金を採掘するときも高性能な重機に投資したり、人件費をかけたりするなどコストをかけています。

 

金とビットコインの入手方法は異なりますが、ビットコインを入手するマイニングと金の採掘は似たイメージなのです。

 

[図表]ビットコインと金は似ている

 

この話は次回に続きます。

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フィスコ仮想通貨取引所 取締役

北海道出身。中央大学文学部史学科日本史学科卒業。新光証券(現みずほ証券)、シティバンクなどを経てフィスコに入社。17年3月から現職も兼務。ボラティリティに関する論文でIFTA国際検定テクニカルアナリスト3次資格(MFTA)を取得。各ベンダーへの情報提供のほか、YAHOOファイナンスなどへもコメントを提供。日経CNBCで定期的にコメンテーターを務めるほか、ラジオNIKKEIではキャスター業務を務める。

著者紹介

フィスコ仮想通貨取引所で始める「ビットコイン取引」超入門

フィスコ仮想通貨取引所で始める「ビットコイン取引」超入門

田代 昌之

実業之日本社

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