海外不動産投資における「アメリカ不動産」の優位性とは?

前回は、海外不動産投資で成功するための基本ポイントを解説しました。今回は、海外不動産投資における「アメリカ不動産」の優位性について見ていきます。

人口がいまも増加している、数少ない先進国

高い投資収益を狙うなら、やはりフィリピンやカンボジアといった新興国がいいと考える人は多いでしょう。実際、人口も多く、人口ピラミッドでも若年層が多いとなれば、将来的に高い経済成長が期待できます。対して先進国は、経済成長率を考えると、魅力に劣ると言わざるをえません。

 

アメリカは先進国の仲間ではありますが、他の先進国と比べると、少々異質な存在です。そして、その異質さが、アメリカ不動産市場の魅力になっているのです。

 

 

では、実際にアメリカ不動産市場にどのような優位性があるのか、順を追って説明していきましょう。まず、何と言っても人口が増加傾向をたどっている、数少ない先進国であるということです。


人口が増加するということは、先にも述べたように経済を押し上げる要因になります。2050年の米国GDPは世界第2位を堅持するとされています。また、人口増に伴って住宅需要も高い状態を維持するでしょう。ファンダメンタルズ的に見て、アメリカの不動産市場は長期的に堅調と言えるのです。

不動産市場の透明性も世界トップクラスで高い

2つ目には、世界的に最も不動産市場の透明性が高く、かつ不動産投資のインフラが優れているという点が挙げられます。取引関係や権利関係が明確であり、安心して取引することができます。また、中古物件の市場が、8割以上を占めています。アメリカでは、売却する際に中古物件という理由だけで値下がりする、ということがほとんどありません。中古物件を運用するにあたって、メンテナンス、修繕などをしっかり行えば、立地によっては新築と同等の値段がつくケースもあるくらいです。


 

そして3つ目は、不動産投資に必要な各種データが整備されているという点です。具体的には、不動産の空室率や人口の伸び、世帯年収などのデータを細かくチェックすることができます。不動産賃貸ビジネスを行う上で、この点は非常に強みを発揮します。というのも、この手の数字をきちっと読み込んでいけば、「この地域の家賃は、世帯年収に対して高すぎるから、ここから値上げするのは困難だろう」などというように、目算を立てることができるからです。

 


アメリカの不動産市場には、投資家にとってよい環境が整っているのです。

 

[図表]アメリカの人口動態

国際連合“World Population Prospects”より作成
国際連合“World Population Prospects”より作成

 

本連載は、2014年4月25日刊行の書籍『究極の海外不動産投資』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。
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連載海外不動産投資を活用した資産形成&資産防衛のススメ

株式会社資産デザイン研究所 代表取締役

1986年、東京大学経済学部卒。MITスローン・スクール・オブ・マネジメント卒(MBA)。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の立ち上げに参加。2013年に株式会社資産デザイン研究所を設立し、代表取締役社長に就任。自らも投資家として活動する一方、資産運用に関する講演、セミナー、執筆活動など多方面で活躍する。また、一般社団法人海外資産運用教育協会の代表理事として、資産運用の重要性を広めるべく、人材育成にも力を入れている。主な著書に、シリーズ累計12万部を超える『〔第3版〕内藤忍の資産設計塾』(自由国民社)の他、『内藤忍 お金の話をしませんか?』(日経BP社)、『60歳までに1億円つくる術』(幻冬舎)などがある。
1996年から続く、公式個人ブログ「Shinoby’s World」は、毎日更新。毎週金曜日には「資産デザイン研究所メール」(無料)で、資産運用に関する最新情報を配信中。

著者紹介

究極の海外不動産投資

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内藤 忍+GTAC

幻冬舎メディアコンサルティング

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