ハウスメーカーの「知名度」と「設定家賃」の関連性

今回は、ハウスメーカーの知名度と設定家賃の関連性などを見ていきます。※本連載では、藤和コーポレーション株式会社代表取締役 牛島浩二氏の著書『知っていなければ助からない不動産投資の落とし穴』(現代書林)から一部を抜粋し、ハウスメーカーや建築会社が提案してくる「家賃設定」のカラクリについて解説します。

知名度の高い会社の物件は、家賃が高くても借りる?

これまで述べてきたハウスメーカーや建築会社の営業マンが常套句とする――、

 

「当社は○○ですから」

 

「上場して信頼性ありますから」

 

「テレビCMをやっていて、ブランド力がありますから」

 

――などの営業トークは、例えば本来、八万円が相場の家賃だとしても、こうしたブランド力という差別化で九万円にしても大丈夫ですよ、ということです。

 

しかし、これは本当の差別化といえるのでしょうか?

賃貸に住む人には、ハウスメーカーの名前は関係ない

本当の差別化というのは、建てた会社のネームバリューやブランド力とは違うのです。賃貸で住む人にとって、ハウスメーカーの名前やブランドはまったく関係ありません。自分が苦労して建てた自宅でもないのに「私、ここに住んでいます」というのは、何の自慢にもならないのです。

 

家賃を払う入居者はもっと現実的で、エレベーターが二基ある建物、広くて快適な部屋など、実利を求めています。ですから、本当の差別化というのは、立地や物件そのものにしかないのです。

 

差別化のキーワードは「他にない物件」、でなければならないでしょう。そこら辺に建っているのと同じ物件では、勝負にならないのです。有名ハウスメーカーが建てようが何をしようが、本当の差別化には何も関係ありません。

本連載は、2017年6月15日刊行の書籍『知っていなければ助からない不動産投資の落とし穴』から抜粋したものです。稀にその後の法律、税制改正等、最新の内容には一部対応していない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

「不動産」この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます

「国内不動産」この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます

連載本当は怖い不動産投資~「バラ色の家賃収入」のワナ

藤和コーポレーション株式会社 代表取締役

「新築大家さん」を展開する藤和コーポレーション株式会社代表取締役。福岡県生まれ神奈川県育ち。会計コンサルタントを経て、建築業界、不動産業界の裏側を知り、製造業のトヨタ生産方式や成果主義給与、ISO取得などの知識を得る。安価な土地仕入交渉を得意とし、新築物件企画から融資、税務、賃貸管理までの一切を、経営視点を踏まえてコーディネートする。これまで手がけてきた新築物件企画は、入居率95%以上という高い人気を誇る。多くの土地オーナーからの信頼も厚く、不動産投資に関するセミナーも定期的に行っている。共著書に『不動産投資は儲からない』(ジュリアン)がある。


藤和コーポレーション株式会社
http://oyasan.jp

著者紹介

知っていなければ助からない 不動産投資の落とし穴

知っていなければ助からない 不動産投資の落とし穴

牛島 浩二

現代書林

土地を所有していて、自分の土地に建物を建てようかどうかと、いろいろ思案している最中の人はハウスメーカーや借り上げ業者などから、しきりに土地の有効活用として「建てませんか?」と強く勧められたり、契約を急がされたり…

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧