前回に引き続き、「白内障」に関するQ&Aを見ていきましょう。今回は、どのような場合に「白内障」の手術を受けるべきかも併せて説明します。

白内障の手術は、水晶体が硬化するほど困難に

Q:白内障の手術を受けることになりました。左目はかなり見えにくいのですが、右目はさほど問題なく見えています。担当医の話では、「左右の白内障の程度はほぼ同じなので、見えるほうが不思議だ。年もとっているので、早めに両目を手術したほうがよい」と言われました。

 

A:白内障が徐々に進行してきたような場合だと、自分では「見えている」と思っても視力は思った以上に低下している場合があります。白内障が進行しすぎると水晶体が硬くなり手術が大変になるため、早期に両目を受けられるのがよいでしょう。

手術は「他の目のトラブルがないとき」に受ける

Q:白内障の診断を受けていたのですが、手術後片方の目が見えづらくなり「加齢黄斑変性症」と診断されました。「レーザー治療で出血した箇所を治療して、内服薬を半年間服用してよくなったら、白内障の手術を行う」と聞いています。すぐに白内障を手術しなくてよいですか?

 

A:白内障の手術は他の目のトラブルがないとき受けるのが理想的です。網膜の病気が落ち着くまで待ちましょう。

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

小島 隆司

幻冬舎メディアコンサルティング

「白内障の手術受けるべき?」「目がかすんで見えるけど、これって病気?」ウェブ上の「眼科相談室」には、毎日全国の方々からたくさんの悩みが寄せられています。著者は、約10年間にわたって約6000件以上の質問に丁寧に答え…

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