4色通帳の活用で身に付けたい、支出内容を把握する「予算感覚」

今回は、4色通帳を活用して「予算感覚」を身に付ける方法を見ていきます。※本連載は、資金繰り改善コンサルタントで税理士の亀田潤一郎氏の著書、『資金繰りは4色通帳にまかせなさい』(経済界)の中から一部を抜粋し、会社のお金の流れを仕組み化する「4色通帳」導入のステップをご紹介します。

「支払チェックリスト」で支払いを棚卸

4色通帳を設けるもう一つの狙いは、あらかじめ支出内容を把握するための「予算感覚」を身に付けることにあります。なぜなら4色の各預金口座が、資金不足に陥らないために、最低でも向こう1カ月間に各口座からどのような支出があるのかを予測しておく必要があるからです。

 

運転資金口座の中身を調べると、仕入代金のように支払金額がその都度変動するものと、毎月固定的に支払われるもの(例:地代家賃のように定期かつ、ほぼ定額の経費)があります。

 

これ以外にも、事故などにより突発的に支払わなくてはならないもの、税金の予定納税のように、四半期、または半年ごとなど、その支払いのタイミングもマチマチです。

 

そこで、次に紹介する「支払チェックリスト」を使い、現在考えられる支払いの棚卸をしてみましょう。いきなり、すべての支払いをピックアップすることは難しいと思いますので、まずは固定的な経費などをチェックリスト化することからはじめるとよいでしょう。

 

[図表1]支払チェックリスト(例)

※固定的支出項目=毎月かつほぼ定額の支出が見込まれるもの
 変動的支出項目=固定的支出項目以外のもの
(注) 上記の固定支出項目と変動支出項目は管理会計における固定費・変動費
とは意味合いが異なります。あくまでも運転資金の支出状況を理解する
ためのチェックリストたる位置づけになりますので、あらかじめご了承
ください。
※固定的支出項目=毎月かつほぼ定額の支出が見込まれるもの
変動的支出項目=固定的支出項目以外のもの
(注) 上記の固定支出項目と変動支出項目は管理会計における固定費・変動費 とは意味合いが異なります。あくまでも運転資金の支出状況を理解する ためのチェックリストたる位置づけになりますので、あらかじめご了承ください。

各口座の支払内容を「常時意識する」ことが目的

このチェックリストは、パソコンなどで管理しても結構ですし、付せんなどを使って預金通帳に貼りつけておくのもよいかと思います。

 

目的は各口座の支出内容を常時意識することにあります。なお必要があれば、その都度内容をアップデートしなくてはなりません。古典的な予算管理の方法ですが、予算の仕組みを知る第一歩だと思って実践してみてください。

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連載究極の資金繰り術「4色通帳」導入のための5つのステップ

資金繰り改善コンサルタント
税理士 

顧問先のお金を守ることを使命にし、数字に苦手意識を持つ経営者向けに預金通帳のみで資金繰りを良くする「4色通帳」(旧「1・3」フォーメーション)を開発、指導。
シンプルでありながら、お金のコントロール方法と予算管理の実践的な知恵が身につくと好評を博し、 導入後3カ月以内に実施するアンケートでは、90%超の顧問先から「導入前に比べて大幅に資金繰りが改善している」との回答を得ている。その甲斐ありこの仕組みを導入した関与先での倒産件数はゼロである。

学生時代、中小企業の経営者だった父の会社が倒産。 不況時は数字に弱い社長ほど被害を受けることを目の当たりにし、父の悲劇を繰り返さないためにも、社長のお金を守るため日々奔走している。
著書に26万部突破の「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」や「稼ぐ人はなぜ、1円玉を大事にするのか?」(ともにサンマーク出版)があり、著書累計30万部を突破している。

著者紹介

資金繰りは4色通帳にまかせなさい

資金繰りは4色通帳にまかせなさい

亀田 潤一郎

経済界

通帳を色分けするだけで資金繰りが「見える化」! 会計知識ゼロでも会社にお金を残す方法を伝授します! ・社長はなぜ、いつも資金繰りに苦しむのか? ・資金繰り下手な社長のたった一つの共通点 ・会社のお金は4色に色分…

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